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持っておくべき調理器具とおススメ調理器具7選
自炊をするときに絶対に必要なものは、食材と、調理器具です。
でも、レシピを見れば使う食材は分かりますが、使う調理器具ってわかりませんよね。絶対に使わないといけないものなのに、レシピ上で案内されることはほぼないです。
初めて自炊を始めようって人は、当然ですが何も調理器具を持っていないゼロからのスタートです。なのに、料理を作るために何が必要なのか、誰も教えてくれないのを不親切に感じる人もいるのではないでしょうか。
実際は不親切ではなく、調理器具は持っているのが前提とする場合が多いので、そりゃ使う調理器具を伝える前提がないものしょうがないです。
とは言え、やっぱりわからない人はいて、そんな人たちには伝えたいですよね。
というわけで、ここでは使う調理器具をご紹介します。
持っておくべき調理器具とは
この世の中には無数に調理器具が存在します。それらを全て調達するのは絶対と言えるほど不可能で、そもそもすべてを調達する必要はありません。
どんな場所でどんな料理をどんな人が作るのか。
それによって必要な調理器具と不必要な調理器具が分かれます。いわゆる調理器具のTPOってやつです。
そう考えたときに、自炊をするTPOとは、どうなるんでしょうか。
飲食店で使うような大規模調理器具は必要ないですよね。
毎日ピザを焼くわけでもなし、ピザ窯だって必要ありません。
切る食材によって使い分ける包丁が必要ですか?
一度に何種類ものソースや料理を作るために何十個も鍋が必要ですか?
なーんも必要ないですよね。
自炊に必要な調理器具は、あんがい少なくてどうにでもなるものです。ただそれでも、これだけは必要でしょう、というものをここではピックアップしますね。
包丁は三徳包丁1つあれば十分
これはないと話になりませんね。ハサミだけで切る、というのも頑張ればできますが、包丁を使った方が良いです。いろんな種類は必要なく、三徳包丁という種類の、刃が20センチほどで切っ先が鋭利でない包丁が使いやすいです。
ただ、ちょっと出来る感を出したい人は、もう少し刃渡りが長く切っ先がとがっている牛刀(ぎゅうとう)を買えばよいと思います。
まな板は1枚でいいが、衛生面を考えると2枚ほしい
包丁を使うにはまな板が不可欠ですので、まな板も1枚用意しましょう。できれば、100均で売っているような薄いものではなく、ある程度しっかり平面を維持できるものが望ましいです。また、衛生面を考えると、生食できない肉などを切る用としてもう1枚ほしいところです。こちらは補助的なまな板なので安いものでいいと思います。
鍋は鉄のフライパンと雪平鍋
炒めたり焼いたりするためには鍋が必要です。中でも使い勝手がいいのは、鉄のフライパンと雪平(ゆきひら)鍋ですね。
鉄のフライパンは、使うときに少し面倒な場合もありますが、テフロン加工されたものよりも乱暴に扱えるので(笑)長く自炊したいのであれば鉄がおススメです。
またスープなど汁物を作る用として雪平鍋を持っておけば、たいていのものが作れるようになります。
大きさは、どちらも作るべき人数の量に合わせればよいです。
菜箸(さいばし)
調理した食材を扱うときに、これが必要です。100均で売っているもので十分です。菜箸があれば大抵のことはできます。
最低限持っておくべきはこんなものだが
以上が最初にそろえる調理器具となります。本当に初歩の初歩ですが、とりあえずこれさえあれば料理はできるといったところですね。
しかし、ちゃんと自炊がしたいということになれば、もちろんこれだけでは足りません。ここまでは卵焼きが作れればオッケーと思っている人のための調理器具です。これ以上は、本当に自炊がしたい人だけが踏み込める領域になります。
卵焼きが作れればオッケーな人はここまでにしておいた方が良いです。そうじゃなくてちゃんと自炊がしたいんだという人は、この先をお読みくださいね。
おススメ調理器具7選
初級7選
ここでは初級、中級、上級に分けてそれぞれでおススメ調理器具を紹介したいと思います。
この初級では、しっかり自炊を始めたい!って決意で来てくれた人たちのための、料理をするときに便利になる調理器具を紹介したいと思います。ここまで用意しておけば、このブログのレシピは普通に作れると思います。
自分はもっと上だ、って思う人は中級から見てもらってもいいですよ。
ボウルとザル
切った食材を入れるとき、洗ったものの水を切るとき、こればあると便利です。最初は1セット用意し、不足を感じたらもう1セット買えばよいでしょう。大きさはそれほど大きい必要はないですが、小さすぎると不便を感じることがあるので、中くらいの大きさをそろえればよいです。
プラスチックだと傷が付いたりしてカビることがあるので、できればステンレスをおススメします。
バット
四角い浅型のバットがあると、食材を置いたりするほかにも、未調理の肉などをバットに置いて冷蔵庫で保存しやすいので、持っていると便利です。調理したものを一度置くのに使ったり、揚げ物をするときにパン粉を広げたりと、使い方は広いですね。100均で売っている小さなもので十分です。
レードル(お玉)
汁物などをすくうときに持っていると便利です。プラスチック製だと、コンロの火で溶けることがあるので、できればステンレスでできたものをそろえたいですね。さらに欲を言えば、容量が決まっているものを買うと、地味に便利です(おすすめは70㏄の横口レードル)。
ターナー(フライ返し)
フライパンでは、ターナーを使うといろいろと便利です。目玉焼きなど面積が広いものもキレイに掬い取ることができます。こちらもプラスチック製よりはステンレス製の方がいいですね。
調理小物
意外と揃え忘れがちなのがこちら。
ラップ、アルミホイル、鍋つかみは必需品と言っていいでしょう。
またこのブログではポーションする際にポリ袋も必須としています(「食材の整理の仕方」で解説しております)。
これはお任せしますが、鍋のふたと、密閉できる保存バックがあるともっと便利かもしれません。
単機能電子レンジ
昨今、いろいろなことができる電子レンジが流行っておりますが、ただ自炊をするだけならばレンジの機能一つあれば十分です。逆にレンジがないと自炊の不便さが際立ってしまうので、とにかく自炊をするのならばレンジは揃えておいた方が良いでしょう。単機能ならばそれほど高くないのでぜひ揃えてほしいですね。
電子量り
私のレシピでは、食材の分量は全て重さで測っているので、量りは必須です。計量カップやスプーンでの計測は不確実だと言わざるを得ないので、ぜひ量りを用意してください(「レシピの読み方」を参照)。どうしても用意したくない場合は重さをそのまま㏄に直してもらってよいですが、誤差は出ます(少量なら許容範囲程度の誤差)。
中級7選
ここからは中級となります。とりあえず初級までの調理器具がそろっていれば普通に自炊はできると思います。
この中級では、なくてもいいけどあれば便利な調理器具をご紹介します!
メジャーカップ(計量カップ)
電子量りがあれば計量ができるので必要ないですが、あればあったで便利かなとも思います。このブログでは重さのみの表記ですが、世の中には容積での表記がありますからね。
スライサー
「プロだからこそやってる!料理手抜き術」でも解説した通り、今の時代使える物は使っていくのが基本です。スライサーがあれば包丁の仕事の半分は手軽に肩代わりしてくれることになります。100均のスライサーでも十分使えますし、テレビショッピングなどでやっている一台何役もこなせるスライサーを買ってもよいでしょう。補助としての調理器具なのでお好みに合わせて買えばよいと思います。ちなみに少しグレードの高いものを買うのなら、千切りできるスライサーがおススメです。
木べら
鍋を使うときなど、かき混ぜるのに重宝します。木でできているのでどんな食材とも相性がよく、鍋肌にも優しいのが魅力です。100均で売っている竹のもので十分です。
トング
食材をつかむときにこちらは大変重宝します。
箸じゃつかみづらいときなどですね。パスタなども取れますし(パスタトングというものもありますが、自炊では普通のトングがあれば十分です)。
100均の物で十分ですが、長いものと短いものがありますので、短いものを選びましょう。家庭では長いトングは邪魔になりますので。
ホイッパー(泡だて器)
何かを混ぜたいとき、ホイッパーは大変有効なんです!
卵でも、粉物でも、混ぜたいものは何でもホイッパーでできます。
お菓子を作るときに使うものというイメージがある人もいますが、料理で使うシーンの方が多いですよ。こちらは大きいものと小さいもの2種類そろえた方が便利です。ソースなどを混ぜたいときは小さいもの、汁気の多いものを混ぜるときは大きいものを使うようにします。泡だて器と名がついていますが、泡立てる必要はないですからね。
調理ばさみ
包丁を使うにはちょっと面倒くさいな、ってときは調理ばさみがあると便利です。ちょっとした切り物や乾物を切ったりするとき、いちいち包丁とまな板を出さず、調理ばさみで済ませてしまいましょう。ものによっては栓抜きなどの機能が付いているものもあるので、ちょっといろいろ探してみるのも楽しいです。もちろん100均で売っているものでも十分です。ようは、紙を切るハサミではない、調理用のハサミを用意すればよいだけです。
オーブントースター
食材を焼く、ということに関して、コンロ以外でもできるのだということを示してくれる頼もしいやつです。特に複数機能が付いている必要はなく、料理の面ではとにかく焼ければよし。ステーキだって焼けちゃうんですよ?
またホイル焼きやグラタンなど、オーブンでなければできないこと、があるといのもよいですね。レンジで代用することも可能ですが、焼く香ばしさはオーブンでなければ出ませんから、ぜひ揃えたいものです。
上級7選
ここからは今までと違い、正直自炊するうえではほぼほぼ必要のないものになっていきます。ただし、持っていれば超便利!
そして専門性の高い調理器具もここに入ってきます。自分には必要だな、と思った人や、とにかく調理器具をそろえるのが好き、って人は、ご覧ください。
スパチュラ(ゴムベラ)
まずは地味な上級として、こちらです。必要があるかないかで言えば、ないです。ただ、ボウルや鍋の食材をきれいに取り切れるし、シリコンででできたスパチュラなら炒め物をかき混ぜることも出来ます。ただ、商品によって使いやすいものと使いにくいものがあるので注意しましょう。特に硬さが重要で、硬すぎるとボウルなどの曲面にフィットしないし、柔らかすぎるとしっかりと食材を取ることができません。必要なら、これだというものをしっかり選びましょう!
フードプロセッサー
技術の進歩はここまで来たか、というくらい、今のフードカッターは進化しています。そんなフードカッターで、まずおススメするのがフードプロセッサーです。
飲食店ではほぼ必ずと言っていいくらい導入されているものだと思います。
スライス、おろし、みじん切り、ペースト。付属のブレードを取り換えることで様々な切り方に対応します。特におすすめなのがベーシックなブレードによるみじん切りなどですね。手でやると面倒くさく時間もかかる切り方ですが、これでやると一瞬で終わります(ペーストには粗目にしかできないのが難点でもありますが)。これを使うと自炊は革命される、というくらい便利なので、究極の自炊を追い求める人は買いです。ただし安い買い物ではないのでお気をつけて。
ジューサーミキサー
タワーの形状をしたジュースを作るためのミキサーです。昔からあるミキサーで、単機能ならばそれなりに安い値段で購入できるのも魅力ですね。特筆すべきは、フードプロセッサーではできないような滑らかなペーストを作ることができるということ。さすがジュースを作るミキサーなだけあって、そういった仕事には長けているのですね。ただし、逆に言えばそれ以外はできないので、買い手を選ぶ調理器具だとも言えます。
ハンドブレンダー
ジューサーミキサーをハンディーにしたもの、といって間違いではないでしょう。
こちらの魅力はどんな場所でも、少量でもミキシングできることです。アタッチメントを変えれば攪拌やホイップなどもできます。軽くて持ち運びやすく便利です。が、必要かどうかと聞かれると、なんとも微妙ではあります。ジューサーミキサーとハンドブレンダーを両方持つ必要はないかな、とは思いますね。
ハンドミキサー
似たような名前が続きますが、こちらは混ぜる専門の器具です。
メレンゲを立てるときや、生クリームをホイップするときに使うのが一般的ですね。ようは自動泡だて器です。ただ、お菓子作りをしたい人は、絶対に持っておいた方が良い器具ではあります。
例えばメレンゲは、自力で泡だて器を使えば作ることはできますが、疲れるし、時間かかるし、何よりも一定の力と速度で泡立てることが難しいのできれいなメレンゲにならないんですよ。でもハンドミキサーなら疲れることもなく一定の速度で泡立てますから、とてもきれいなメレンゲができます。
気を付けたいのは、安いハンドミキサーだとすぐにオーバーヒートしてしまうことがある、ってことなので注意しましょう。
圧力鍋
言わずと知れた、自炊でこだわりたい人の必須アイテムですね。
これがあることにより長時間かかる料理も短い時間でこなせるし、普通にはできないおこわを炊くことや、蒸し器としても使えます。
とにかくいろいろな使い方があるので、買ってみて使わないということはないでしょうね。ただ、手入れや片付けが面倒なのが難点です。最近では昔に比べ楽になりましたが、蒸気のシューって音が怖い人もいるのでは?
多機能電子レンジ
上級者はこれは持っておくべきでしょう。
オーブン機能やグリル機能を持っているレンジは、調理から製菓まで、何でもできると言っても過言ではありません。最近では水蒸気などを使ってただ加熱すること以上の調理もしてくれるので、これにはまったら、なくては自炊できなくなってしまうかも?
ただしやっぱりこういったものはお高いので、ご注意を。
まだまだある未知の調理器具
いかがでしたか?
自炊でこれらすべてを集めた暁には、自炊マスターになっていること間違いなしです!
こちらでは、ここで紹介した調理器具を含めた、自炊を究極的に簡単にしてしまう調理器具を紹介しています。ぜひご覧になってみてください。
自炊を究極的に手助けしてくれるアイテムたち
フードプロセッサーや電気フライヤーなど、自炊を便利にするだけでなく、新しい世界を切り開いてくれる究極のキッチン家電たちをご紹介します!必要かどうかではなく欲しいと思ったら手に入れるのがベスト!
しかし、世の中は広いです。ここで紹介した以外の調理器具はまだまだあります。
もし興味があるのなら、自炊では分不相応な調理器具を探してみては?