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冷凍できる食材・できない食材まとめ

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自炊が楽しくなる話

何度も買い物に行けなかったり、お買い得なものをまとめて買いたかったり、食材を一度にたくさん買う時ってありますよね。でも、冷蔵庫に全部入らないかもしれないし、冷蔵庫に入れていたら食べきる前に腐ってしまうかもしれません。

そんな時に活躍するのが「冷凍」ですね。

「冷凍」についての詳しい考察は以前にこちらの記事で紹介しました。

https://wataycooking.com/cookingreport-06/

食材は冷凍することで腐らせることなく長期保存ができるようになったり、食材を美味しくしたり、料理の手間を省いたりと、良いことがたくさんです。ぜひ、活用したいですよね。

しかし、実は何でもかんでも冷凍できるかというと、そうでもなかったりします。

というわけで今回は、家庭で冷凍できる食材と冷凍できない食材をきっちりと仕分けして、まとめてみました!!

冷凍可・不可まるわかり!食材種類別リスト

実際に使うときに分かり易くなるように、肉、魚、野菜、その他で種類分けをして、さらに「絶対無理」「できる」「やった方がいい」に分けてみたいと思います。

肉は基本冷凍すべき!

つまり冷凍した方がいい食材!

どんな種類のお肉でも、丁寧に冷凍、解凍を行えば、劣化は少なくて済みます。

お肉は普通に保存しておくと腐りやすい食材ですし、量が多い方が安く手に入れられることも多いです。ですからマストは、大量に買って冷凍!

ただし、注意すべき点があります。

冷凍してしまうと当然ですが固まってしまいます。冷凍したお肉をあとから切ろうとすると一度解凍してから切らないといけません。これって結構大変だし時間がかかります。

ですから、お肉は料理するときの形や大きさに切ってからラップや保存バックなどに入れ、さらにできるだけ平べったい形にして冷凍すれば解凍時間も短くて済みますよ。

ただし高級なお肉は「できる」にとどまる

一つ注意しなければならないのが、お肉の冷凍は劣化が少なくて済むのであって、劣化しないわけではありません。

美味しさを最もウリにする高級なお肉を冷凍してしまうと、味の劣化がどうしても顕著になりがちです。冷凍することは可能ですが、できればしない方がいいかもしれません。脂肪分の多い部位は酸化が激しいですから、長期保存も避けましょう。

魚は臭みの多い魚に注意

鮮魚、魚介類などはどちらかと言えば冷凍にむいている食材だと言えます。スーパーなどでも、冷凍シーフードミックスや解凍されたマグロなどをよく見かけると思います。

ただ、それでも向かないの魚というのはあります。

青魚は「できる」が、やらない方が良い

サバやイワシ、サンマなど、皮が青く銀色に光っている魚が青魚です。

できるのになぜやらない方がいいのかと言うと、その油分と水分が酸化して、臭みが強くなってしまうからです。もともと青魚は生臭い部類のお魚ですから、その生臭さが強くなるとお考え下さい。冷凍できることはできますが、もし美味しく冷凍したいのならば干物など水分の少ない状態で冷凍した方がいいですね。

白身魚はできる

鯛や太刀魚、カレイなどの白身魚は、必要であれば冷凍することができます。ただ、食感や味が多少落ちるので、新鮮な魚を冷凍したのだとしても、刺身などで食べず加熱して調理することをお勧めします。また、解凍後は身崩れを起こしやすいので、皮を引いたり骨を抜いたるする作業は冷凍する前に終わらせておきましょう。

大型魚は冷凍した方が良い

肉質の種類に関係なく、大型魚は冷凍におすすめのお魚です。

ブリやマグロ、タラやサワラ、身近なところではサーモンなどがこれに該当します。臭みが少なく、冷蔵庫の中でゆっくり解凍すればドリップもあまり出ません。新鮮なものを冷凍して、優しく解凍すれば刺身でも食べることが可能です。

魚介類はできる

エビやアサリ、イカやタコなどは必要に応じて冷凍して大丈夫。ただし、解凍する際にうま味が逃げてしまいがちなので、解凍したときのドリップごと調理できるような煮物などにするのがおすすめです。

野菜は出来るものと出来ないものが極端

おそらく皆さんが一番頭を悩ませているのが野菜ではないでしょうか。

野菜の冷凍は、ものによって、「絶対無理」なものから「やった方がいい」までふり幅がすごいです。なのでここでは、全ての野菜は無理ですが、少し細かくご紹介していこうと思います。

絶対無理な野菜

ここでは生でも加熱しても美味しく食べることができない野菜を絶対無理とします。

もやし

水分が多く、冷凍したものを解凍するとべちゃべちゃに。また腐ったような酸味臭がしてしまいます。

レタス類

水分が多い葉物のため、もやしと同様ぐちゃぐちゃに。加熱しても、解凍時ぐちゃぐちゃに溶けたようになってしまいます。レタスとして食べないのであればありかもですが…。

タケノコ

生の状態で冷凍すると繊維が強く残り、美味しさも維持できません。茹でたとしても同様に繊維が残ってしまいます。完全に調理してから冷凍すれば食べられます。

ごぼう

生の状態で冷凍してしまうとアクのために真っ黒になってしまいます。しっかりとアクを取ってから冷凍することで回避できますが、そうすると今度は旨味が逃げてしまいます。なかなか難しいですね。また細かく切らないと繊維が強く残ってしまいます。こちらも完全に調理してからの冷凍なら大丈夫です。

じゃがいも

生の状態で冷凍するとぶよぶよに、茹でてから冷凍しても粉っぽく崩れてしまいます。回避策としては、加熱してマッシュ(潰す)しておけば、冷凍できます。また完全に調理してからの冷凍も大丈夫です。

きゅうり

水分が多く、しなしなになってしまいます。加熱して使うのであればそこまで気にならないかもしれませんが、キュウリを加熱して使う料理は限られてくるので、あまりお勧めできません。漬物であれば利用可能です。

茄子

生のままで冷凍することは可能ですが、水分が多く出たりアクで変色してしまうため解凍後の調理の幅が狭くなってしまいます。揚げたり、焼いたりすれば冷凍できますが、冷凍するためだけにその手間は少しハードルが高いですね。完全に調理すればもちろん冷凍できます。

加熱すれば冷凍できる

ここでは、生では無理でも加熱しておけば冷凍できる野菜を挙げます。

大根

生のまま冷凍してしまうと臭くなったり食感が悪くなったりしてしまいますが、下茹でしてから冷凍すれば別。使うときは解凍せずにそのまま煮込んでしまえば問題ありません。

キャベツ

葉物野菜ですので冷凍してしまうとふにゃふにゃになってしまいますが、軽く下茹で、もしくはレンジなどで蒸してから冷凍しておけば、加熱料理にはそのまま使うことができます。煮込むときなどは凍ったまま煮てしまえば栄養の損失も少なく済みます。

むしろ冷凍した方がメリットのある野菜

ここからは、冷凍できる、というよりもむしろ冷凍した方がメリットの大きい野菜をご紹介していきます。

ホウレン草・小松菜など

葉物野菜ですのでそのまま冷凍するとクタクタになってしまいますが、しっかりと塩茹でし急冷してから冷凍すると、緑色がそのまま保たれ、使うときもそのまま食べることもできます。おすすめですね!

ブロッコリー

こちらもホウレン草などと同様塩茹で急冷をすればきれいなまま冷凍できます。食感は少し悪くなりますが、そのまま食べることもできます。少しずつ食べたりしたいときはとっても便利です。

長いも・山芋

生のまま冷凍可能です。しかも、千切りにして冷凍したり、すりおろして冷凍したり、ひと手間加えてから冷凍しておくと、いろいろな用途に解凍してすぐに使うことができます。とってもおすすめ!

キノコ類

生のまま冷凍すると水分が多いので解凍するとクタクタになってしまいます。が、そもそもキノコは生で食べず、加熱調理してクタクタにして食べるのが前提ですので全く問題ないですよね。注意点としては、決して解凍せず、凍ったまま料理に使うようにしましょう!

玉ねぎ

使える形にカットしてバラバラにしてから冷凍しましょう。当然クタクタになってしまいますが、キノコと同様に加熱調理しやすくなるため凍ったままそのまま使いましょう!辛味が抜けるという利点も。

人参

硬い野菜ですのでカットしてから冷凍することをお勧めしますが、生のままで大丈夫です。多少食感が変わってしまうのであまり生食はおすすめしませんが、普通に加熱調理する分には全く問題ありませんよ!

その他で冷凍できないものをご紹介

肉魚野菜以外にも冷凍したいものはたくさんありますよね。ここからはそんな中でも、よく使う食材であまり冷凍をお勧めできないものをいくつか挙げてみますね。

乳製品は分離する

牛乳や生クリームなどの乳脂肪分が入っているものは冷凍すると水分と分離してしまいます。元に戻すことはできないのでお勧めできないですね。ただしベシャメルソースなど何かに加工すれば、分離しても加熱で元に戻すことができる場合もあります。

マヨネーズは分離する

乳製品と同様油分が分離してしまうので不可能です。

ゆで卵はゴムのようになる(卵焼きは大丈夫)

食感が非常に悪くなってしまうので不可能です。鶏卵などは生、茹で、卵焼き、などの状態で冷凍の可否が変わってくる難しい食材です。

ちなみに生で冷凍すると白身は水っぽくなる代わりに黄身が濃厚になっておいしくなります。凍った状態なら揚げ物にすることが可能です。

こんにゃくは食感が変わり別の食べ物に

冷凍すると水分が抜けて固くしゃりっとした食感になります。こんにゃくとして食べたいのであれば不可能ということになります。ただし、凍らせたこんにゃくは「凍みこんにゃく」と呼ばれ別の食べ物に変化します。

豆腐は食感が変わり別の食べ物に

豆腐もこんにゃくと同様水分がぬけてスポンジのようになってしまいますので豆腐としては使えなくなります。ただ、煮るとよく味を吸ったり、水分を切ってそのまま食べると「モツッァレラチーズ」のようになるので、これはこれで美味しいですよ。

上手に冷凍して料理を楽に

冷凍できる食材をしっかりと見極めて、うまく使えば料理は劇的に楽になります。今回のリストをうまく使ってもらって、上手に冷凍をお楽しみくださいね!

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