自炊に必須!料理を簡単にする作り置きレシピ

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一週間レシピ内でもよく作る「作り置き」レシピ。

各レシピでオリジナルカスタマイズされたものもありますが、中には「汎用」ともいうべき、様々なレシピで応用できるものも存在します。量産型ザクみたいなものです。

特に多いのがソースや料理のベース。

ここではそんな「いろんな料理に使える汎用作り置きレシピ」をご紹介したいと思います。どんどん増やしていきますのでお楽しみに。

大量に作って冷凍しておけばいつでも手軽に手の込んだものが作れますよ。

作り置きレシピブック

料理のベース

ソフリット

これは洋食を作るときなどによく使う料理ベースです。ミートソースや煮込み料理、ソースを作るときのベースとしても、幅広く活用することができます。ここでは基本的なソフリットをご紹介しますね。

玉ねぎ    500g

人参     500g

セロリ    100g

ニンニク   20g

上記の材料は全て、別々にみじん切りにします。セロリが調達できなかったり、どうしても嫌いだという人は玉ねぎと人参だけでも構いません。

鍋に油(オリーブオイルが望ましい)を60gとニンニクを入れ、弱火で香りを出す。

人参→セロリ→玉ねぎの順番に加えていくのですが、それぞれ水分がしっかりととぶまで炒める。火は弱火のままで。

しっかりと水分がとんだら完成です。

しっかりと作ろうとするとこんなレシピとなります。まぁここでは、状況によって適当にやっても大丈夫ですよ。

ベシャメルソース

皆さんが知っているところのホワイトソースです。よく使うのはグラタンなどですが、シチューやクリームソースのベースとしても使えます。ソースと名がついていますが、使い方で言えばどちらかというと料理ベースですので、こちらのカテゴリーにしました。

有塩バター    30g

薄力粉      30g

牛乳       500g

塩        2g

鶏がらスープ顆粒 5g

牛乳はレンジなどで80度くらいに温めておきます。

鍋にバターを入れ、弱火で溶かします。完全に溶けたら火を消し、薄力粉を加えます。

木べらなどでよく練って、粉っぽさとダマがなくなったら牛乳を50gほど入れます。よく練って、ダマのないペースト状にします。この作業を4回ほど続けると、ソースが柔らかくなっていくので、火を弱火につけて、残りを2回に分けて、同様の作業を繰り返します。火にかけ始めたら混ぜないと底が焦げるので、鍋底からよくかき混ぜるようにして焦げないようにしてくださいね。

牛乳を全て入れ、沸騰したらさらに極弱火にして、調味料を加えて2分ほど練りますと、完成です。

容器などに入れて冷ますのですが、表面が乾燥しやすいのでラップを表面にくっつけるようにして蓋のようにすると乾燥させずに冷ますことができます。

もう少し本気でやる場合は、ローリエなどを入れたりしますが、ここは基本で完成させました。

玉ねぎマリネ

なんだそりゃと思うでしょうが、これも色々使える作り置きです。玉ねぎのピクルスのようなものと想像してもらえばよいと思います。なのでこれ単体で食べることも可能です。

まずは玉ねぎ500gをみじん切りにします。粗めで大丈夫です。切ったら1%の塩を振り混ぜて、20分ほど置きます。水分が出るので、ペーパーにくるんで水分を絞ります。

鍋に、

白ワイン     50g

酢        50g

みりん      50g

砂糖       25g

塩        12g

全て加え、よく混ぜながら一度沸かす。冷ましたら、玉ねぎと混ぜ合わせ、きれいな容器で保存する。1か月は持ちます。

ニンニクオイル

イタリアンで使うニンニクオイルと言えば、実は2種類あるのですが、これはニンニクを加熱して香ばしい香りを立てたニンニクオイルを作ります。これを作っておけば簡単にペペロンチーノやアヒージョを作ることができますよ!

ニンニク      30g

オリーブオイル  200g

(この3:20の比率さえ守れば量は増減させて大丈夫です)

ニンニクは皮を剥き、芽があれば抜いてから、スライスしていきます。

これが芽ですよ。

鍋にスライスしたニンニクとオリーブオイルを入れ、弱火で煮ていきます。泡が立ったら火を極弱火にして、こぽこぽと小さく泡が出る程度にして煮ます。

左が沸いたところで、右がこぽこぽ状態です。画像じゃわかりにくいですね。

時間をかければかけるほどニンニクの香りが油に移ります。この状態を維持し、やがてニンニクがきつね色になったら火を消しましょう。

このくらいの色が基準です。もう少し色を付けるとさらに香ばしいニンニクオイルになりますが、火を消した後も少し焦げるので、あまり火を入れすぎて真っ黒にしないようにしましょう。

冷めたら使いやすい器に移して、保存します。ニンニクはチップとしても使えますよ。

基本のトマトソース

イタリア料理をしていれば、必ず必要になるのが「トマトソース」です。飲食店では、各お店ごとにレシピが違っていて、同じトマトソースでもそのバリエーションは無限です。今回作るのは、そんなトマトソースでも、一番スタンダードで簡単なトマトソースです。自炊でも十分簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。

トマト水煮缶(ダイスカットが良い) 2缶

玉ねぎ      300g(大1個)

ニンニク     30g(約3片)

玉ねぎ、にんにくはそれぞれみじん切りにします。面倒くさければにんにくは「おろしにんにくチューブ」でもよいですよ。

調味料を合わせておきます

鶏がらスープ顆粒  6g

塩         6g

砂糖        6g

ローリエ      2枚

鍋にオリーブオイル(なければ普通のサラダ油でもOK)50gをしき、にんにくを入れて弱火にかける。じっくりと香り出しし、香ばしい香りが立ったら玉ねぎを加えます。そのまま弱火で炒めていき、玉ねぎは焦がさないように水分を飛ばします。

木べらでひっかいて鍋底に水分がたまらなければ大丈夫です。この状態になったらトマト缶を加えます。さらに水200gをトマト缶の中を洗いながら加えます(これできれいにトマト缶が使えます)。合わせ調味料を加えたら、弱火のまま煮込んでいきます。時折かき混ぜながら20分ほど煮込んだら、完成です。

あくまでもベースのトマトソースなので味は弱めです。そのおかげで、どんな料理のベースとして使えます。

すし酢(まろやか系)

酢飯を作るときに必須になるすし酢。市販のすし酢があるので買う必要がないこともありますが、作り方を覚えておいた方がいざというときに役に立ちます。このレシピは酢を加熱してまろやかにしたものになります。

鍋に

料理酒  50g

みりん  50g

を入れて火にかけて、アルコールを飛ばします。みりんが「みりん風調味料(アルコールがほぼないため。理由はこちら)」であれば料理酒のみのアルコールを飛ばしてください。

アルコールが燃え上がるので注意してください。

アルコールが飛んだら(火が消えたら)一度火を消し、

酢    50g

砂糖   40g

塩     5g

昆布茶   3g

を加えてもう一度火にかけます。混ぜながら、一度沸いたら出来上がりです。冷めたらディスペンサーなどの容器に移して冷蔵庫に保管します。

ソース系

ゴマダレ

しゃぶしゃぶなどに使うゴマダレです。一週間まとめレシピ第一回で登場しておりますが、あちらは節約版となります。もちろん節約しても美味しくなるように作ってありますが、ここでは本来のゴマダレレシピをご紹介したいと思います。

白練りごま   50g

白すりごま   50g

煮切ったみりん 50g

醤油      20g

砂糖      20g

生クリーム   30g

ごま油     10g

昆布茶     10g

これらをよく混ぜ合わせれば、ゴマダレの完成です。

タルタルソース

いろいろ入ってて難しそうなイメージのあるタルタルソースですが、今回は、この記事の上の方にある「玉ねぎマリネ」を使ってめちゃくちゃ簡単作ります。

卵        2個

玉ねぎマリネ  80g

マヨネーズ   40g

こしょう     少々

まずは茹で卵を作ります。鍋に水を入れ、そこに卵を入れて、中火にかけます。沸騰してから12分で固ゆでです。(ここから時間を調節すると半熟卵とかも簡単に作れます)

冷ました茹で卵をエッグスライサーなどで細かくします。包丁でもよいです。潰してもよいです。好きなタルタル感で。

他の調味料などを全て合わせよく混ぜて出来上がり!

玉ねぎマリネに味が入っているのでこれだけで美味しいタルタルソースに。画像は卵粗めに作ってます!

つゆの素

市販されているものがたくさんあるので作る必要はないと思われるかもしれませんが、あれって買うと、希釈タイプだからあんまり使わなくて残ったりしませんか?

だったら作ってしまおうというのがこのレシピです。簡単なので、冷蔵庫に入れておけばかなり便利です。市販品と同様に希釈タイプに作ってあるので場所も取りませんよ。ちなみに味は、関西風と関東風の間になるような感じです。

料理酒     100g

みりん     100g

砂糖       50g

塩         5g

醤油      100g

水       100g

昆布茶       5g

和風だし      5g

一つの鍋に作っていきますので、調味料を順番に入れていくだけです。

まず料理酒を鍋に入れ、火にかけます。最初は強火、アルコールが燃え出したら中火。気を付けてくださいね。火が消えたら今度はみりん。みりん風調味料は燃えませんが、本みりんは燃えます。こちらも気を付けてください。

次に砂糖と塩を加えて煮溶かします。よく混ぜてください。溶けたら醤油を入れ、ここであじに深みを持たせるために1分ほど弱火で煮てください。

水を加え、沸騰したら昆布茶、和風だしを入れ、すぐに火を止めましょう。だし系は風味も大切ですから、沸かしすぎは禁物です。

あとは冷ませば、完成です。

三倍希釈用なので、つゆの素1に対して水2で薄めるとちょうどよいです。そのまま使っても調味料になりますよ。

ジェノバペースト

イタリアンでは頻繁に使う、バジルのペーストソースです。

冷凍して保存しておくことも出来るので、家庭菜園などで夏にバジルを育てた人は、最後収穫しまくったバジルの葉をペーストにしてしまうと良いですね。

バジル(市販されているパック) 4パック

塩              3g

ピュアオリーブオイル   100g

ニンニク          12g

アンチョビ(フィレ)     20g

粉チーズ          15g

松の実            4g

作り方は簡単。上記の材料をミキサーに入れてしっかりとペーストにするだけで、完成です!

緑のきれいなソースは、そのままパンなどに塗るもよし、パスタのソースにするもよし。使い道の広いソースですね。

 

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ブログは初心者、料理はプロ
わたちー

職業は創作イタリアンの料理長…をしておりました。子育てを機に現在は料理長職はお休み中。その代わりにブログを起ち上げた次第です。
ブログは初心者ですが料理はプロなので、その経験を活かしたブログづくりができればと思っております。

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