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プロだからこそやってる、料理手抜き術
使える料理手抜き術、教えます
料理に手抜きはしたくないから教えなくていい。
なんて言わないでくださいねー。
手抜きというとなんか印象が悪いですので、こう言い直しましょう。
料理には、効率よく工程や手間を省ける方法があるので、教えます。
聞こえやすくなりましたでしょうか。まぁこれを略して「手抜き」と称しますが、しかし手抜きは決して悪いことではございません。
料理には、確かに基本があり、それを知るところから始めなければ料理を語ることは許されません。
包丁で玉ねぎを切ったこともない人間が、スライサーで玉ねぎを切った方が楽、なんて言っても説得力がないですよね。でも、包丁で玉ねぎを切ることを極めた人が、スライサーでやっても同じ事ができるから楽だよ、と言ったら、なんか説得力があると思いませんか。
ここで言う手抜きとは、そういうことです。実践に基づき、正規の方法は熟知しながらも、探求の末にたどり着いたもっと効率の良い方法。
一つの方法をさらに効率が良くなるように進化させた形。
それがプロが実践する「手抜き」なのです。
手作り至上主義は古い
そうは言っても、料理は基本にのっとってやるべきだし、手抜きしたら気持ちが伝わってこないよ!と言う方には、はっきりとこう申しましょう。
今の時代、手作り至上主義はもう古い、と。
全てを忠実に基本にのっとり、食材を切るのはすべて手切り、味を作るのは素材の食材から。時間をかけて煮ることに意味があり、目で見て手で触れることで食材の状態を知る…。
少し前ならこれは全てその通りだったかもしれません。しかし今の時代、それだけが料理をする手段ではなくなっています。
手作りをすることで料理人の魂が宿る、というのはあるかもしれません。
でも、じゃあ、手抜きをした料理には魂がこもらないというのは間違った考え方だと思います。なぜなら、手抜きをするのも、そうすることで時間が短縮できたり、感覚でやるよりも正確な調理が出来たりして、それが料理を食べてもらう人のためだと思ってやることだからです。
結局、手抜きをするにもしてもしないにしても、それはただの料理を作るための手段の選択にすぎません。最後、料理をするのは結局料理人であり、その料理が美味しくなるかならないかは料理人次第だということです。
あらゆる手段を使って美味しい料理を作りましょう
と、まじめな話になってしまいましたが、つまるところ、手抜きできるところは手抜きして、美味しい料理を作りましょう、ってことです!
ここからはそんな手抜きをする方法をご紹介します!
調理器具を使うのは賢い選択
まず最も手抜きしやすいのが、調理器具を使うという選択です。
繊細な飾り切りをするなら包丁ですが、それ以外のカットなら調理器具にできないことはないというくらい、今はさまざまなものがあります。
特筆すべきは、むしろ手作りするよりも調理器具を使った方が上手に仕上がることもあるということです。緻密な温度管理や、大変な力作業を、調理器具は苦も無くやってのけますから。
市販調味料は工夫次第
味付けにも市販調味料を使うのは賢い選択です。
市販調味料の使いやすさは「プロも使う!簡単お手軽調味料10選」で解説しているので割愛しますが、これらはそのまま使うよりも、自分で少し工夫して使うことでその真価を発揮します。
皆さんの冷蔵庫によくあるマヨネーズやケチャップもその一つ。普通に作るトマトソースにケチャップを少し入れるだけでうまみが増す、といった感じですね。
自分たちでそういった調合法を見つけるもの、面白かったりします。
オーブンは勝手に焼いてくれる素敵な道具
案外使うことを忘れがちなオーブン(トースター)やグリルですが、あれほど使える調理器具はありません。
ステーキを焼くときなども、フライパンだけでやるより、表面を強火で焼いた後、オーブンで全体から火を通した方が美味しく焼きあがります。ホイルを使えば蒸し焼きにもできますし、ハンバーグもオーブンで焼けば焦がさずに中まで火を通せます。
ぜひ、活用してほしいですね。
余った食材でスープにする
食材ロス(料理で余った食べ物がゴミになってしまうこと)が深刻化している昨今、環境にも配慮しながら料理したいですよね。そんな食材ロスを再利用してスープにしてしまうことも、手抜きであり技術です。切って余った食材をまとめてスープにしてしまえば、手間なくスープが作れて食材ロスもなくなる、一石二鳥じゃないですか。
こちらではスープのレシピも紹介していますよ!
和洋中!プラス1品に最適!スープのおススメレシピ
自炊をしていてもう一品ほしいなというときに最適なスープのレシピを集めました。使いきれなかった食材で作れるから1人暮らしで活用できる、和洋中いろいろなジャンルスープまとめ。
使う調味料は合わせてしまえばいい
可能な限り調味料は合わせてしまえばよいのです。地味な手抜きですが、事前に合わせ調味料を作っておくのとおかないとでは、手間にすごく差が出ます。
料理のさしすせそがありますが、少なくとも自炊をするときにまでそこにこだわる必要はないと思いますよ。じゃんじゃん合わせちゃいましょう。
野菜は冷凍、加熱はレンジが基本
野菜は、生を使うにしても冷凍してしまうのがとても楽です。冷凍食品を使うのもありでしょう。火を通すのが楽になりますし、長く保存することも出来ます。ただし、冷凍した野菜は生の食感が残りづらいので、サラダなどには不向きですから気を付けて(詳しくは「冷凍はすごい!おススメの冷凍と冷凍食品」で解説してます)。
加熱もレンジで済ませてしまった方が楽だし早いし、栄養の損失も少ないのですよ。
特に野菜を茹でたい蒸したいは、レンジでやるのと変わりません。炒めるにしてもレンジで加熱しておけば、時間短縮にもなり、結果として美味しい炒め物になりますから。ただし、肉や魚はうまみが出てしまうのでやらない方が無難です。
さぁ、実践してみよう!
読んでお分かりいただけたでしょうか。
プロは決してむやみやたらと手抜きをしているわけではありません。
あらゆる経験と科学的根拠に基づいて、この方法なら手抜きできる、と検証を繰り返した結果の効率なのです。そしてこれは、自炊においては大きな武器となるでしょう。ぜひ手抜きしまくって、自炊を楽しく継続してください!
今回ここで紹介した手抜き方法のいくつかを、まとめて紹介していますので、自分に合った方法をやってみたいと思った人は、ぜひこちらからお試しください!
自炊が究極的に楽になるアイテムたち
なにかと予定通りにいかない1人暮らしの自炊をサポートするためのいろいろな方法をご紹介。お手軽調味料からカップスープ、冷凍食品や、究極の食品宅配まで。自分の自炊に合った方法が見つかります!