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身体に良い!ハチミツを料理の甘味料として活用しよう!

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自炊が楽しくなる話

皆さんは普段、食事などをするときにハチミツを使ったり食べたりすることはありますか?

気を付けて食べていたり好きな人は食べることもあるかもしれませんが、実は意外と食べる機会がないのが大勢ではないでしょうか。

普通、一般的に使われる甘味料は「砂糖」です。またたとえ砂糖不使用であっても、使われる甘味料には人工甘味料(スクラロース、アスパルテームなど)や加工甘味料(還元水あめやキシリトールなど)、いろいろな甘味料が存在します。これらの効能や甘さ、使い方などに関しては別の機会に解説させてもらうとして、主にハチミツを甘味料としている商品や料理は意外と少ないものです。

これにはいくつか理由があります。

他の甘味料と比べて高価。

扱いが少し難しい。

などです。

でも実は、これらの使われない理由をかき消すほどに、ぜひとも使うべき、はちみつのとっても体にいい成分や効果があること、ご存知ですか?

料理にはハチミツを使うのが〇な10の理由!

ハチミツとはご存知の通り、ミツバチが花の蜜などを集めて作るトロっとした蜜のことですよね。

これを私たち人間がおすそ分けいただいて、甘味料として利用しているわけです。

はちみつは分類的には天然甘味料ということになり、砂糖などと同じものですが、その成分もさることながら、甘味料としての特性も大きく異なります。

まずは、はちみつの甘味料としての特性を解説していきたいと思います。

甘味料としてのはちみつの特徴編

特徴、と言ってもそれだけ挙げても分かりずらいと思うので、最も一般的な甘味料である「砂糖」と比較してみたいとおもいますね。

ハチミツのおすすめポイント1「甘さ」

やっぱり甘味料としては一番気になるところが甘さですよね。甘くなかったら甘味料としては使い物になりません。

ハチミツがどのくらい甘いのかと言えば…

砂糖と比べて「1,3倍」!
ハチミツの原料となっている花の種類によっても差がありますし、単純に糖度としての話ですが、基本的にハチミツは砂糖の1.3倍の糖度を有します。簡単に言えば「砂糖より甘い」ってことですね!

ハチミツのおすすめポイント2「風味」

甘さと同時に味に影響を及ぼすのがその風味、つまり「香り」ですね。

甘味料の場合、甘さを加えるという用途だけで語るならばあまり香りがないものの方が望ましいとも言えます。この点でいえば砂糖は全く香りはなく、甘味のみ。優秀な甘味料と言えます。

対してはちみつはと言えば、どうしても原料となっている花の香りがハチミツに反映されます。また甘み以外にも独特な味わいもあり、どうしても甘み以外の風味が強く出るのがハチミツですね。

純粋な甘味料としては用途が難しくなってしまいますが、この風味を生かすことで新しい甘味を生み出すことができるという意味ではおすすめポイントですね。

ハチミツのおすすめポイント3「形状」

砂糖にはいろいろと種類があるので一概には言えませんが、一般的に作られている白砂糖でいうならば「粉状」が普通です。これを溶かしたりしていろいろなものに使うわけですが。

ハチミツの場合はトロトロの液状ですよね。液状なので、そのままいろいろなものに使うことができますし、水分に溶かすこともできます。とろみを利用して料理することもできます。

温度によって固まってしまったり甘味が弱くなってしまったりすることもありますが、ちょっとだけ気を付けていれば問題なしです。

健康食品としてのはちみつの特徴

さて、ここからが本題と言っても過言ではありません。

甘味料として、はちみつが砂糖と比べても何のそん色もないことは分かったと思いますが、はちみつの真の力はそこではありません。ここからは、砂糖にはできないハチミツの優れたところをご紹介していきます!

ハチミツのおすすめポイント4「カロリー」

ハチミツに含まれるカロリーは、砂糖と比べた時の単純計算で約3/4くらいだと言われています。しかも、先にお伝えした通りはちみつは砂糖よりも甘い!つまり、同じ甘さにするためには砂糖よりも少ない分量で済みますから(場合にもよりますが)、摂取するカロリーも必然的にさらに少なくなるというわけ!

これは断然、砂糖よりも使いたくなる要素ですよね!

ハチミツのおすすめポイント5「優れたエネルギー源」

カロリーが低いのにエネルギー源とはどういうこと?矛盾してない?

と思われる方もいるでしょうが、それは違います。

砂糖よりもカロリーが低いのは確かです。しかし、甘味料ですから、基本的にカロリーは高いのです。

な~んだ、と思った方。まだ気が早いです。

カロリーが高いからと言って優れたエネルギー源になるとは限りません。

エネルギー源になる栄養とは「糖」と「資質」です。ちなみに栄養についてはこちらで詳しく解説しています。

その7・自炊で摂る栄養、バランスよく手軽にクリアする方法!
自炊をするのは栄養のバランスも考えられる魅力があるからですよね。でも、何もわからずに作っているだけだと、実はちゃんと栄養が取れていない可能性も。五大栄養素の役割と、効率の良い栄養の取り方の考察です。

これらはエネルギーになると同時に、消費されなければ脂肪となって蓄積されていくものです。ということは、できれば蓄積せずに消費したいですよね。

でも、通常の糖は分解するまでに時間がかかり、消費したいときに消費する、というのがなかなか難しいものなんです。これでは優れたエネルギー源にはならないというわけ。

ところが「はちみつ」に含まれる糖分には「単糖類」と呼ばれる、簡単に言えば分解する必要のない糖分がふくまれているので、摂取するとすぐに消費できる、つまり「優れたエネルギー源」なわけですよ!

さらに言うならば、はちみつに含まれる糖分は単糖類であるブドウ糖と、果糖と呼ばれる多糖類で構成されているので、素早く吸収するブドウ糖とゆっくり吸収する果糖という、時間差で吸収される構造になっているので、エネルギー源として持続する上に、急激に吸収して脂肪になるということにもなりにくいのですね!

ハチミツのおすすめポイント6「完全栄養食品」

甘味料としてのはちみつと言われると糖分が主体だと思われがちですが、じつははちみつには様々な栄養素がたくさん含まれています。

糖質、つまり炭水化物はさることながら、

ビタミンB群などのビタミン類

様々な種類のミネラル(無機質)

また数十種類のアミノ酸(たんぱく質)

他にも有機酸やポリフェノールなど。

栄養と呼ばれるものを全方位的に網羅していると言ってもいい、完全栄養食品がハチミツなのです。

さらに注目すべきは、脂質が含まれないこと。

太る要因には「糖」と「脂質」を同時に摂ることだ、と言われることもあります。

その点はちみつは糖は含まれていますが、脂質はなし!

素晴らしいの一言です。

ハチミツのおすすめポイント7「殺菌効果」

ハチミツには基本的に消費期限がないのをご存知ですか?(本当の意味での純粋ハチミツに限る)

これは糖分を多く含んでいるがゆえ、砂糖や塩などと同じように腐ることがないからです。

しかしハチミツにはそれに加えて、細菌を殺す「殺菌作用」があるからだとも言われています。

実際、風邪をひいたらハチミツを飲む、のどが痛くなったらハチミツを食べる、などという使い方はよく知るところですよね。

含まれている酵素が作用しているとか、酸が作用しているとかいろいろと説はありますが、実はまだちゃんとそのメカニズムは解明されていません。

とはいえ、少なくともハチミツが腐らないのは事実であり、実際殺菌効果があることが確認された事例もあるようです。

この作用について信じるか信じないかは人によるところですが、ここまで優れた効果のあるハチミツですから、殺菌効果があってもおかしくはないのではないでしょうか?

ハチミツのおすすめポイント8「美容効果」

栄養面やエネルギー効率の良さからダイエットにもなるなど、食べる成分として美容効果があるハチミツですが、じつは肌などに塗っても美容効果があると言われています。

基本的には保湿や保水効果があると言われ、化粧水やパックなどにして利用すると効果的。

肌の荒れも治るという話もあるようですね。

落とし穴!ハチミツを食べるときに注意したいこと!

良いこと尽くめのはちみつの話、いかがでしたでしょうか。

8つのおすすめポイントにわけてお話ししましたが、強いて9つ目のおすすめポイントを作るとしたら、

マイナスポイントがないこと!

でしょう!

これだけ良いことづくめだと、何か悪いこともあるんじゃないかと思えますが、ハチミツって駄目な部分がないんですよね~。

まさに完全食品!

ただし。

ひとつだけ注意点があります。

9つにわたるハチミツのおすすめポイントを挙げましたが、

これらが適用されるハチミツは…

本当の意味での純粋ハチミツだけです!

ハチミツに入っている成分はそのどれもが「熱に弱い」という性質を持っています。どんな効果を求めるかにもよりますが、基本的に「45℃前後」を超えると栄養素などが壊れ、性質も変化してしまうんです。

そして「純粋ハチミツ」の中には、「加熱処理」されて作られているハチミツも存在するので、そういったハチミツを食べてもハチミツの効果を最大限に引き出すことはできないんです!

そもそもハチミツには3種類あり、

加糖ハチミツ

人工的に甘味料を混ぜて作られた合成ハチミツ。純粋ハチミツが60%以上含まれていればハチミツ類として販売できます。

精製ハチミツ

みつばちによってハチミツが熟成される前に取り出したハチミツを、人工的に加熱処理して短時間で熟成と同じ効果を得ているハチミツ。添加物を加えているわけではないのでこれでも「純粋ハチミツ」と名乗ることができる。

純粋ハチミツ

ミツバチの巣から採取した純度100%のはちみつ。定義としては「添加物を加えず、水分量が20%以下」だそう。ゆえに精製ハチミツも純粋ハチミツと名乗れる。

となります。

つまり、純粋ハチミツであってもその本性が「精製ハチミツ」である場合、最高の効果を得ることができないんです!

純粋ハチミツの中から精製ハチミツを100%見分けることはできません(透明度が高い、加熱処理の記載がある場合もあるなどの見極め方はあるが)。

そこで手っ取り早く「安いハチミツは精製ハチミツ」と考えておきましょう。

もっとハッキリと言うなら、

高いと思うハチミツが最高のはちみつ!

ということで間違いないです!

そう、はちみつは高いのです。こればかりはどうしようもありません。

安いハチミツは精製ハチミツ。

高いハチミツは純粋ハチミツ。

と覚えておきましょう!

それでも優れた甘味料であること違いはない

ハチミツを最高の状態で摂取するには、確かに高価なハチミツを手に入れる必要があります。しかし、安価なハチミツ(精製ハチミツ)であっても、高い糖度やカロリーの低さ、太りにくい糖など、甘味料として優れていることに変わりはありません。

純粋ハチミツでも精製ハチミツでも、自分の身の丈に合ったハチミツを手に入れて、しっかりと活用していくことを私はおすすめします!

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