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ずいき(いもがら)の使い方とレシピ

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見栄張レシピ

ずいき、という食べ物を知っている人はどれくらいいるでしょうか。

たぶん、若い人や都市部に住んでいたりする人は知らない人が多いのではないかと思います。私は子供の頃からおばあちゃんにもらって食べていたのでそれまで馴染みのない食べ物というわけではないですが、最近では私もあまり見かけずにいました。

ところが先日ひょんなことから手に入れたので、せっかくですから今回はこの「ずいき」の下ごしらえとレシピのひとつをご紹介したいと思います。

栄養満点!ずいき(いもがら)の下ごしらえ&煮物レシピ

ていうか、そもそもずいきとは何?

ということですよね。

簡単に言えば、ずいき、別名いもがらは、里芋の茎です。地方によってはいろいろと呼び方があるみたいなので、もしかしたら違う名前で覚えている人もいるかもしれませんね。

里芋の茎の皮を剥いて乾燥させたものですが、里芋っぽさは全くありません。

ただし、栄養価がとても高くカリウムなどのミネラルやたんぱく質も含まれていて、安価に手に入れられる栄養食材と言えます。乾燥させたものを戻すとすごい量になるので、本当に安価です。

ですか、このままだととても灰汁の強い食べものですので、あく抜きをするための下処理が必要になります。

というわけで、まずは下処理方法から解説したいと思います。

ずいきの下処理

干して乾燥させてあるずいきはゆでて戻すのですが、ただ茹でただけではアクが取れません。

・まず、水に浸してふやかしたら、揉み洗いする

いっぱいの水にずいきを浸し、5分ほど置きます。柔らかくなったら水の中で揉み洗いして、汚れなどを取ります。この時点で、皮が残っていたら取り除きましょう。終わったらしっかりと水気を絞ります

・使いたい大きさに切る

下処理を終えてから切ってもいいですが、この時点で切ってしまった方が使いやすいので使いたい大きさに切ります。気を付けたいのは、下処理を終えると大きくなるということ。このあと大きくなることを想定して少し小さめに切っておきましょう。

・大量のお湯で茹でる

大きめの鍋に湯を沸かし、切ったずいきを投入して10分ほど煮ます。

ずいきは湯に沈まず、どんどんと膨れてくるので、時折かき混ぜながら吹きこぼれないように注意しましょう。

・流水で灰汁抜き

茹で終わったずいきは湯を捨てざるにとり、流水を流しながら、冷ましつつ灰汁を流していきます。しっかり冷めるまで流水で流したら、しっかりと絞って、下処理完了です。

基本のずいきの煮物

ここからは、しっかりと下処理をしたずいきを使って、簡単な煮物を作っていこうと思います!

材料(副菜として6~7食分)

ずいき   60g(下処理前)

人参    2/3本

日高昆布  5g(小さめ1枚)

ごま油   20g(大さじ2)

白すりごま  6g(小さじ3)

合わせ調味料

料理酒   60g(1/4カップ)

みりん   50g(大さじ2と1/3)

醤油    50g(大さじ2と2/3)

砂糖    18g(大さじ2)

準備

ずいきは下処理しておきます。切り方は2㎝程度のざく切りで。

人参短冊切りにします。

日高昆布は表面の汚れをペーパーなどでふき取ってからハサミで3㎜程度の太さに切っておきます。

作り方

フライパンごま油を敷き弱火人参を軽く炒めます。

ずいきを加え、さらに軽く炒めたら、日高昆布合わせ調味料を加え、一度沸騰させましょう。

・ここに水200g(1カップ)を加えたら、煮汁が半分ほどになるまで煮含めていきます。

ずいきは時折かき混ぜながら、しっかりと全体に味が染みていくようにします。味を見て、ちょうどよい濃さになっていたら白すりごまを加えてよくかき混ぜたら、火を消して出来上がりです。

このままでも美味しいですが、数時間から一晩おいてしっかりと味を含ませると、さらにおいしくなります。これを器に盛って、完成です!

レシピまとめ

乾燥から戻すととても量が多くなり、栄養価も満点。しっかりと下処理さえすれば癖のない味でどんな料理にでも合います。おうちで使う食材としてはとても優秀なのがずいきなんですね。

日高昆布は出汁とりと同時に具材として食べてしまうので、面倒くさいことはしません。

しっかりと味を含ませるとごはんにだって合うお惣菜になります。今回は基本的な具材しか使いませんでしたが、お肉やほかのお野菜なども入れて、違う煮物にしても美味しいですよ。ぜひお試しあれ。

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