けんちん汁は、こちらの記事でも紹介している通り、節分料理の一つでもあります。
そんな節分で食べる習慣のあるけんちん汁ですが、寒い冬ではいつでも食べたい汁物ですよね。
精進料理としてたっぷりの野菜で作られるけんちん汁は、ヘルシーだけど食べ応えがあり、体も温まります。
ぜひともこの季節に作りたい一品です!
けんちん汁
肉を使わずに作るこの料理は、代わりにたくさんの野菜を使います。入れる具材に決まりはなく、好きなものを好きなだけ入れればよいと思いますが、今回は基本的な野菜を入れております。アレンジしてももちろん大丈夫です。
また出汁も、今回は干しシイタケと昆布茶という簡単なものですましましたが、鰹節や昆布、変わり種だと油揚げなども入れて味にコクを出してもよいでしょう。
ポイントは、
- 肉を使わないこと
- 具材をごま油で炒めること
この二つを守ればどのように作っても大丈夫ですよ!
準備
干しシイタケ 4個
300gのお湯または水で戻しておく。戻したシイタケはスライスしておきましょう。
人参 1/2本
小さめの乱切りにする。
ごぼう 1/2本
皮をよく洗い、細めの乱切りにする。
里芋 約4個
皮を剥き、大体2㎝角程度の大きさに切る。
しいたけ 2個
石づきを取り、縦に4つ割にする。
こんにゃく 1/2枚(150g)
手で小さめに千切り、沸騰したお湯で5分ほど茹でておく。
こんな感じです。
ごま油 20g
小ネギ 適量
三つ葉 適量
合わせスープ
水 300g
昆布茶 6g
合わせ調味料
醤油 35g
(薄口でもよい。その場合は30gで)
みりん 35g
作り方
・薬味を切っておきます
小ねぎは小口切りに、三つ葉は2㎝程度にざく切りにしておく。
・けんちん汁にしていきます
鍋にごま油をしき、ニンジン、ゴボウ、サトイモ、こんにゃく、しいたけを入れて炒めます。
ある程度炒めたら干しシイタケとその戻し汁、合わせスープを加え、沸いたら弱火で10分ほど煮ます。とちゅう灰汁が出てくるのできれいにすくっておきましょうね!
真ん中に浮いている白いのが灰汁ですよ~。
このまましっかりと具材に火を通していきます。
人参に火が入ったら全体に通っているので、合わせ調味料を加え、一煮立ちさせて出来上がりです。
・盛り付けます
お椀にけんちん汁を盛り、小葱と三つ葉を散らして、完成です!
今回は濃口醤油を使いましたが、澄まし汁っぽくしたければ薄口を使ってもよいですし、塩で味付けてもよいです。ポイントはやはり肉類を使っていないことです。間違っても鶏がらスープは使わないようにしてくださいね!
他に入れる具材候補としては、豆腐、油揚げ、大根、白菜、カブ、レンコンなど、季節のものを入れてもいいですね。
コメント