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自炊が楽しくなる話1~料理なんて適当でよい

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自炊が楽しくなる話

このブログでは基本的に自炊を楽しくするための料理術と、その料理術を使った一週間レシピを記事として投稿しているのですが、それだけだと堅苦しいし、自炊の世界が拡がりません。進歩がないのは実につまらないことで、このブログのテーマに反するので、時折「自炊が楽しくなる話」と題して、いろいろなことを発信していきたいと思います。

料理なんて世界共通、そして数千年と続いてきたものですから、小話は尽きません。私にもたくさん話したいことがあるのですが、ここでは当然、「自炊が楽しくなる話」をテーマとしてお題を作っていこうと思います。

最初は、おそらく私のレシピや料理術を見て、もしくは純粋に料理をしていて、気になっていたり悩んでいたりすることから始めようと思います。

ということで第1回目のテーマの始まりです。

料理なんて適当でよい

料理が難しい理由

料理をしているうえで、やはり一番思うことは、

料理って難しい。

なんではないでしょうか。

私の料理術ではいろいろな手段を使って手間暇を省いて難易度を下げる工夫をしていますが(詳しくは「一人暮らしで自炊を始める人必見!簡単で節約にもなる料理術とレシピ」で)、それでも完全に手間暇を取り除くことはできません。それはおそらく「料理」というものそれこそが手間だからなのだと思います。

「料理」は魔法で何もないところから作り出すものではないですから、何の変哲もないただの玉ねぎを料理にする苦労はどうしたって必要です。

難しさを軽減はできても無にはできないのですよ。

ただそれでも、私に言わせれば料理には数限りなくそぎ落とせる「手間」が存在します。

このブログの料理術としてそぎ落としている手間は、その数限りある手間の中でも「技術的」な手間を削ぐことに特化させていると言えるでしょう。

なのでここでは、違った面からアプローチして、料理の難しさをそぎ落としていきます。

技術的なこと以外で料理が難しくなる理由。

それは、ただのイメージです

???

でしょうね。

でもこれは、料理に対する難易度を上げるかなりの要因になっているのは間違いありません。事実です。

例えば。

料理が難しいと思ってしまう原因の一つには、雑誌やテレビなどで紹介されている料理やレシピが、あまりにも完成度が高くてキレイだから、というのがあると思ませんか?

私にはこんなおいしそうには作れない。

俺にはこんなにキレイに盛り付けられない。

そんな風に思うことはありませんか?

それがつまり、料理への「イメージ」です。

技術的なこと以外に料理を難しくしているのはこの「ただのイメージ」なのです。というか、逆に言えば、料理を難しくしているのは技術的なこと以外ではこの「イメージ」でしかないと言えるでしょう。

というわけで、ここからはその、料理を難しくしている「イメージ」を壊していきます。

メディアで見る食べ物は「料理」ではなく「商品」

先ほども挙げたテレビや雑誌などで見る料理。

ああいうのってすごくきれいに見えますよね。美味しそうに見えますよね。

でもそれに対して「自分じゃこんなの作れない」って劣等感を抱く必要はこれっぽっちもないんです。

なぜなら、メディアで見かける料理の全て(断言します)が、キレイに、そして美味そうに、見せるように作られた「商品」だからです。

たとえそのレシピが家庭で作るためのものであったとしても、メディアで発信しその向こうに見ている人たち(つまり私たちです)がいるのですから、メディアはその人たちに見せる料理にしなければなりません。美味しそうに見えない料理を見せられたって、当たり前ですが「美味しそう」「作ってみたい」なんて感情は湧きませんものね。

つまり、メディアで見るような料理は人に見せるための「商品」であり、極論で言えば食べるための料理ではないのです!(注:食べられないという意味ではありませんし、食べれば美味しいのだと思いますがそういう割り切り方という意味)

私たちが「自炊」で作る料理は決して人に見てもらうために作る料理ではないでしょう?だったら、商品と見比べても仕方ないです。私たちは私たちに必要な料理を目指しましょう。

「自炊」で目指すのはどんな料理か

先に言っておきましょう。

答えは、美味しければよいのです。

一つ知っていてほしいのは、料理とひとことで言っても、様々な属性があるということです。

どこで、だれと、どんなシーンで、どうやって食べるのか。

これらのシーンによって作るべき料理はさまざまに変化します。それは自炊に限らず全ての料理に言えることです。

例えば飲食店であっても同じです。

どんなジャンルのお店で、どういった雰囲気で、価格帯はいくらなのか。

飲食店はそのような要素をもとに作る料理の属性を決めます。

先ほど例に挙げたメディアに出る料理も、いわば、

食べないから美味しい必要はない。けどたくさんの人に見られるから限りなく美味しそうに見える料理、が属性となります。(注:何度も言いますが悪意はありませんよ!)

ではこれを私たちが自炊する料理に当てはめて考えてみましょう。

場合にもよると思いますが、ここでは設定として家で一人(もしくは二人)で食べる晩ごはんと仮定しましょう。

当たり前ですが家で食べる料理です。

他人に見せる料理では…ありません。

パーティーをするわけではないので、ただの晩ごはんです。

テレビを見たり、他愛もない会話をしたり、そんなシーンです。

これらから導き出される自炊料理の属性は、

見た目にはこだわる必要はなく、美味しくて、量的に満足できる料理。

ではないでしょうか。もし二人で食べる場合は、強いて言うなら「気持ち」がこもった料理であればもっといいかもしれません(笑)。

美味しい料理を作るために必要なことは案外少ない

自炊する料理の属性が決まったところで、いよいよ作ることになるわけですが。

目指す料理は簡単に言えば「美味しいごはん」の一言に尽きます。見た目なんて正直どうでもいいんです。私のブログの料理が見た目にこだわっていないのもここに理由があります。

まあ、本来なら私が作る料理も「商品」なので見た目にこだわらなくてはならないのですが、可能な限りリアルな自炊料理を作りたかったので。

実のところ、料理の技術面において、難しさの大部分を占めているのが「見た目」だと言ってもよいでしょう。料理は、見た目を良くしようとすればするほど難しく手間のかかるものになっていくのです。

逆に見た目のこだわりをなくすと、料理はとても簡単なものに変わっていきます。

食材の切り方はどうでもよくなり(厳密には火の通り方は気にしますが)、分量だって適当。だいたい食べたい量を使えばよい。盛り付けも気にする必要ありません。一食に対する品目だって、栄養のバランスが整っていれば一品あれば十分です(これについては「おかずは何品がベスト?」でも解説しております)。

この考え方をもとに自炊をすると、なんと、

ほとんどの作業が適当でよくなるのです!

私のレシピを見てください。上記したことがすべて実践されていて、実に適当に作られていることが分かると思います。

一つだけ気を付けるべきは「味付け」

ほとんどの作業が適当でよいのですが、ただ唯一、きっちりとしておきたいのが「味付け」です。

料理の味わいを決める要素はたくさんあります。

食感、香り、のど越し、舌触り。

究極的に美味しい料理を作ろうとするときは、そのすべての要素において最高を目指すわけですが、自炊料理にそこまで求める必要はあまりないはずです。ならばどうすればいいかというと、一つだけ要素を選んで、それだけで最高を目指すのです。それだけで十分美味しい料理は作れます。

じゃあ何を選ぶのかと言えば、それが「」です。

私のレシピを見ていただくとわかると思うのですが、食材の分量は適当である一方で、調味料などの「味付け」にかかわる部分は厳密に記させていただいています。

それは「味付け」を厳密に決めなければ美味しい料理にはならないからであり、

そこだけ気を付ければ美味しい料理になるからです。

メリハリのある料理をすれば、楽しさも増す

料理を難しいイメージにしないためにも、自炊料理では適度な「適当」を心がけるのが楽しく続けるコツです。

その中でも「味付け」にだけこだわることによって、作業に適度な難易度が生まれ、そうしてメリハリができた作業には楽しさと同時に充実感も感じることができるでしょう。充実感は自炊を続けるモチベーションにもつながります。

あなたが今後どんなシーンで自炊をするかは分かりませんが、その時々に合った料理の難易度で、適度に手を抜きながら料理をすることを私はおススメします。

適当で役立つものあり!

自分でやるばかりが自炊ではありません。適度に手を抜くためには、冷凍やレトルトを使うことだってOKです!

おススメの手抜き法をまとめていますので、自分に合うものがあれば積極的に取り入れていってみてくださいね!

自炊が究極的に楽になるアイテムたち
なにかと予定通りにいかない1人暮らしの自炊をサポートするためのいろいろな方法をご紹介。お手軽調味料からカップスープ、冷凍食品や、究極の食品宅配まで。自分の自炊に合った方法が見つかります!

また、調理道具においても手抜きをする方法はたくさんあります。これらを使えば便利になるだけでなく、自炊の概念すら変わるかもしれませんよ?

もし興味があればこちらからどうぞ。

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