もう令和になって少し経ってしまいましたが、これ以上遅れる前にとりあえず、まずはこのブログでも令和元年を祝わせていただこうと思います。
とはいえ、私の当ブログは「自炊」ないしは「料理」をメインにやっているブログですから、平成であろうと令和であろうとあまりやることは変わりません。
ごめんなさい。
とはいえ、せっかくの節目です。
昭和と平成の節目では大したことは語れませんでしたが、平成と令和の節目であれば、私にも語れることはあります。
私が平成を生きてきて、見て感じたことを今回はテーマにしていきたいと思います!
平成で流行した料理・令和で流行する料理
料理や食べ物には流行り廃りが存在するのを皆さんはご存知でしょうか。
その時、時代で、好まれる味や料理は日々進化しています。過去から比べれば今の料理は格段に変わりましたし、未来の料理は今よりももっと変わってくことでしょう。
ですがそれとは別の流れとして、料理には「流行」があるのですね。
流行はあるとき唐突に生まれて、あるとき唐突に終わります。
流行が終わった後の食べ物がどうなるのかといえば、そのまま消えてしまうのもありますし、定番となっていくものもあります。
ただ言えるのは、それらは料理の進化とはまた違う流れにあって、古い食べ物であろうと新しい食べ物であろうと、いきなり表舞台に立ってみんなを虜にするんです。
今回はそんな流行を作り出した料理や食べ物を、平成の年表形式でご紹介したいと思います。
平成に流行した食べ物年表
平成元年(1989年)
おとなのふりかけ
子供が食べるふりかけから大人も食べるふりかけに変えた商品。おとなのと書いてあるがゆえに、子供は食べずらく、しばらくは「のりたま」のままだったとか。
鉄骨飲料
そ~れそ~れ鉄骨飲料、のCMは今でも耳に残っている。
平成2年(1990年)
ティラミス
今となっては誰もが知り、当たり前の定番スイーツとなっているティラミス。おダリアのデザートであり、この時に日本に入ってきてブームとなった、平成を代表するスイーツといえる。
平成3年(1991年)
クレーム・ブリュレ
プリンのようなスイーツの表面をキャラメリゼし、パリパリとした食感に仕上げたもの。ティラミスの次にブームになったのがこれ。ティラミスと同様今となっては定番となったスイーツですね。
カルピスウォーター
当時カルピスといえば瓶詰にされたカルピスを水や牛乳で希釈してのむ飲み物でした。それがこの年、そのままで飲めるカルピスが登場すると、爆発的なヒットになったのです。
平成4年(1992年)
タピオカ
令和元年もタピオカがブームとなっていますが、実はこれ第3次。第1次ブームとなったのがこの年です。当時のタピオカは小さくて透明なものが主流で、第3次で流行っているタピオカとはちょっと違うタピオカでした。
ラ王
インスタントラーメンでありながら乾麺ではなく、生タイプの麺を使用しているのが新しかったこの商品。今のラ王は一新されているが、この初代ラ王も2010年まで続くヒット商品でした。
平成5年(1993年)
ナタデココ
この平成初期に毎年続いたスイーツブーム。平成スイーツ四天王と呼ばれる(私に)トリを飾るのはナタデココ。ココナッツジュースを発酵させたゼリー状の食べ物。食物繊維が豊富で、今でも健康食品としてまだその地位を保っている。平成スイーツ四天王のすごいところは、ブームで日本にやってきて、今では定番となって顕在しているところでしょう。
平成6年(1994年)
パンナコッタ
再びやってきたイタリアンスイーツ。またスイーツじゃん、四天王じゃないじゃん、と思った方もいるかもしれませんが、私的にはこれは少し弱いので四天王に入ることはできませんでした。いわゆる牛乳ゼリーのようなスイーツで、今でも知られてはいますが、四天王と比べると定番度がちょっと弱い気がします。
ドンタコス
ドンタコスったらドンタコス、うれしい、楽しい、ドンタコスが食べられる~
というCMフレーズが耳に残りました。メキシカントルティーヤをチップスナックにした湖池屋のお菓子。今でも続くロングセラーですね。
このあとにやってくるエスニックブームの先駆けだったと言っても過言ではないのでは?
平成7年(1995年)
特になし
この年に顕著なブームは起こりませんでした。なぜなら、お気付きの方もいると思いますが、この年に阪神淡路大震災があったからです。当時は今ほどに耐震強度というものが騒がれていなく、さらに大都市で起こった大震災だっただけに、被害は甚大でした。横倒しになった高速道路の高架が被害を物語っていました。
また地下鉄サリン事件が起きたのもこの年。世の中、ちょっと暗くなってブームどころじゃなかったのかもしれませんね。
平成8年(1996年)
桃の天然水
この年に発売されたのがこれ。淡い味の水のような清涼飲料水は健康的に思えて、飲む人が急増しました。
スターバックス
言わずと知れたちょっとお高いカフェショップ。この年にアメリカから日本に上陸した。今でもフラペチーノは人気だが、当時のフラペチーノは日本人にとって衝撃だった。
平成9年(1997年)
ベルギーワッフル
格子状の奇抜な形で焼かれたお菓子。この登場以降、とりたてて表舞台に立つことはありませんが、常に何となくいる中堅の芸人のような立ち位置に収まっていますね。
エスニック料理
どこの国の料理、というよりも、エスニックというざっくりとしたカテゴリーで流行ったブーム。インド系、南米系、いろいろなエスニック料理を日本人はむさぼりました。これが第1次ブームで、のちに起きる第2次ブームの礎になったと言えます。
キシリトールガム
砂糖を使っているガムは歯に悪いとされていましたが、その概念を覆したのがこのガム。虫歯予防効果のあるキシリトールを使ったこのガムは、今でももちろん定番ですね。
赤ワイン
ポリフェノールが注目され、突然みんなが飲むようになった赤ワイン。キシリトールと同様、このころは皆さんの食への健康志向が強くなっていった分岐点だったのかもしれません。
平成10年(1998年)
第2次タピオカ
2018年頃に再燃したタピオカブームが「第2次」だと思っている人もいるみたいですが、実はこのころに一度タピオカが流行っています。第1次で流行ったタピオカとは違い、台湾発祥のタピオカティーが流行し、そのお店も増えました。使われているタピオカも第3次と同じ流れになります。
発泡酒
前年に消費税が5パーセントに引き上げられ、ビールなどの嗜好品の需要が落ち込んだ中で投入された第2のビール。その安さから日本中が飲みまくったとか。
平成11年(1999年)
エッグタルト
ポルトガルから伝わってきたお菓子。東南アジアを経由して日本でブームとなる。本来の名称とは違うが、その親しみやすいネーミングと食べやすさから流行したようだが、氾濫しすぎてすぐに消えてしまうことに。
生チョコレート
今では一般化した生チョコレートだが、当時ROYCEが発売した生チョコレートをきっかけにブームになった。実際のところ生チョコレートとはチョコレートに生クリームなどを混ぜ込んだガナッシュのことで、チョコレートとしては昔からあったものであるが、「生」というネーミングは日本人の感覚を刺激したのだろう。これ以降登場する「生キャラメル」などもその流れ。
缶チューハイ
前年の発泡酒ブームに続き、この年はその流れで缶チューハイがヒット。スーパー缶チューハイと呼ばれる手の込んだ缶チューハイが登場し、ブームになった。
平成12年(2000年)
この年は雪印集団食中毒事件が起き、食への警戒心が強まったためか、食へのブームはあまり起きていません。この事件と、次の年に起きるBSE(狂牛病)をきっかけにして食品表示などの徹底(産地など)が強くなっていきます。それでもこの年にブームになったものはありました。
DAKARA
今では定番商品となっている清涼飲料水がこの年発売。小便小僧のCMは面白かった。
甘栗むいちゃいました
こちらも今では定番でどこにでも売っている商品だが、この年に発売される。これ以前は甘栗を焼いて売っている屋台がたくさんあり、この商品がブームになると同時にそんな屋台も一時流行ったが、その後屋台はどんどんとなくなっていったように思う。
平成13年(2001年)
抹茶系
スターバックスから「抹茶フラペチーノ」が登場したのをきっかけにして抹茶ブームが起きます。ちまたに抹茶があふれ、有名パティシエも抹茶を使用、世界でもその名が知られるところとなり、「MATCA」が認識されるほどに。京都でも抹茶スイーツが急増しました。
健康系食品
毎日骨太や納豆食品など、健康を意識した食品が流行。この年に流行した、というよりはこの年を起点に流行し始めたといった方が正しいかも。
平成14年(2002年)
トルコ風アイス
今では時々見かけるようになった伸び~るアイスは、この年に入ってきた食品。トルコではドンドゥルマと呼ばれるアイスだが、日本に最初に流行ったのはあくまでも「風」である。
マンゴープリン
香港から進出してきたお店がきっかけでマンゴープリンが流行し始める。今では時々見かけるようになった準定番スイーツ。
健康エコナマヨネーズ
流行、というわけではないが、健康系食品はこの年、既存の商品のヘルシー化に取り組み始めたという流れの一部ですね。
平成15年(2003年)
暴君ハバネロ
今ではいろいろと進化している、おなじみの辛いお菓子。東ハトから発売されたこの商品のすごいところは、今まで唐辛子という香辛料は一つしかなかったのに、唐辛子に種類があることを世間に広めたことだと思う。これ以降、辛さに憑りつかれた人々や商品が増えることになる。
ヘルシア緑茶
健康系食品が増える中で、ついに大ヒットしたのがこの商品。飲むと脂肪が付きにくい体が作れるということで、主に中年層からヒットし、更に他の層へと広まって今では定番化している。今ではよく見かける「特保」の飲み物としてはこの商品が初めてである。
メロンパン
海老名サービスエリアで売っていたメロンパンが流行し、メロンパンブームが始まる。海老名ではもっと前から売っていて隠れた人気商品だったが、この年から本格的に売れ始め、メロンパンブースも併設されるようになった。令和となった今でも人気商品。
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