スポンサーリンク

その6~キッチンの厄介者「汚れ」と上手に付き合う方法!

スポンサーリンク
自炊が楽しくなる話

自炊を始めようというときに、まずハードルになるのが料理の難易度であったり、買い物の面倒くささであったあり、「いただきます」するまでの道のりの長さでしょう。

すでに料理経験があったり、得意だったりする人は別でしょうけど、自炊に踏み込めない理由は料理そのものにあると言えます。

このブログでは、そんな観点から、なるべく「いただきます」をするまでの道のりが短く平坦なものになるように、いろいろな工夫を紹介し、実践形式にしてレシピをお届けしています。このブログを活用してもらえれば、自炊を始めるというハードルはぐっと低くなることをお約束しますよ!

具体的に何をしているかというのは、こちらをご覧ください。

自炊を楽しくする料理術と活用レシピがあるって知ってますか?
ミールプランニング、食材のリンク、まとめ買い、作業の集約、時短調理、5つの料理術の簡単な解説とそれを活用したレシピの読み方の紹介。一人暮らしの自炊はここから始まるのです。

また実践するハードルを下げる役に立つ情報もこちらにまとめております。

レシピの読み方~料理の奥深くまで
自炊を始めるときに分からないことってたくさんあります。何を買えばいいのか、調理器具や調味料は何を揃えればいいのか、包丁の使い方や楽な料理方法まで。いろいろとご紹介しています。

これらをお読みいただければ、自炊が出来そうな気がしてくるはずです!

でも、実はまだこれじゃあ足りていないんですよね。

自炊を始めることはこれでできるでしょう。しかし、自炊は、始めても、続けなければ意味がないんです!

そして自炊を続けようとすると、始めようとするときとはまた違ったハードルが現れるのです。私たちの自炊ライフを妨害してくるんですねー。

今回はそんなハードルの一つをご紹介して、対処法をお教えいたします!

キッチンの汚れについて考える

自炊するうえで隠れた難敵

自炊を続けようとするときに、現れるハードルはいくつかありますが、その中の一つが、キッチンの汚れです。

え?何それ?キッチンて汚れるの?

なんて思った彼は、このブログを見て自炊を始めた太郎さんです。始めたばかりなので、こんなまだまだ経験が浅いことを言ってしまうんですね。

簡単な話、すごい古い飲食店の厨房とか見てください。最近ではあまり見かけなくなったかもしれませんが、油汚れとかすすとかで壁とかレンジフードとかが黒くなっていたりしませんか?

あれが要するにキッチンの汚れですよ。

でも飲食店と家のキッチンは違うよ

いいえ、同じキッチンです。確かに規模や提供する料理の量、使用頻度ははるかに飲食店の方が多いですが、料理を作るところという意味では全く同じなのです。

時間が経ち、キッチンで料理した回数がどんどんと多くなれば、家でも確実に汚れます。使い方次第では真っ黒になることだってあるでしょう。

そうです。自炊をすればするほど、キッチンは汚れるのです。

でも汚れたら掃除をすればいいだけでしょ

そうですね、汚れたら掃除をする。これはなにもキッチンに限ったことではありません。よほどの汚部屋に住んでいる人でない限りは、汚れたら掃除をしてきれいにしているでしょう。それをキッチンでもすればいいだけのことです。

でもね。

その掃除が面倒なのが、キッチンなんですよ!

普通の部屋はほこりやチリ、生活ごみやらで汚れていきます。それはキッチンも同じで、ほこりやチリなどで汚れます。でも、キッチンの汚れはそればかりではありません。

それは知ってる!油汚れとかでしょ!

その通りです。キッチンの汚れとしてよく知られているものが油汚れです。

でも実はそればかりではありません。他にもいろいろなものがあります。そして問題なのは、それらキッチン特有の汚れは、ひじょうに取りにくいということなんです。

自炊を始める人はたくさんいると思いますが、続けることができるのはすごくすくないんです。

その続かない理由の一つには、このキッチンの掃除が面倒になった、が挙げられるのです。

そうです、自炊を続ける際、実は非常に難敵になるのがこの「キッチンの汚れ」なのです!

キッチンが汚れる原因

一体何が原因でそんなにキッチンは汚れるんだろう!?

許せない!

太郎さんは憤慨しております。では、何が原因でキッチンが汚れるのかを見ていきましょう。

1、まず、先ほどにも上がった「油汚れ」です。

その名の通り油による汚れです。例えば野菜炒めを作るとき、油をしいた熱いフライパンに野菜を入れると水で油がはねて、バチバチ言いますよね。あの時に、油は大量にフライパンの外に飛んでいます。そうすると、目で見てもわかるくらいにコンロ周りは油汚れだらけになります。

でも、油汚れで厄介なのは、そういった目で見てわかる汚れではなく、目で見えない油です。

実は油は、高温で料理をする際に「蒸発」しています。

えっ!?水みたいに!?

そうです。油も液体ですから高温になれば気化するんですね。それが目に見えるような形で現れるのが、換気扇の汚れです。

あれは飛び散った油が付いているのではなく、蒸発した油を吸い込み、それが溜まった結果見えるようになった汚れなのです。

そんな蒸発した油は、つまり空気中に漂うわけですから、換気扇で吸い込み切れなかった分がそこらじゅうに付着します。油汚れが厄介なのはここにあるのです。

2、次にある汚れが食材カスによるぬめりやカビです。

食べ物を切ったりしているとまな板が汚れますよね。たまに落としてしまうこともあるでしょう。もちろんその時にきれいにするでしょうが、気付けない汚れというのも出てきてしまいます。そういった汚れが溜まると、そこからにおいが発生したり、かびてしまったり、腐敗してぬめりが出たり。

代表的なのが、排水溝のぬめり、まな板のカビ、ときには見えない床の上で腐って悪臭を放つなんてこともあるかもしれません。

経験がある人は分かると思いますが、あれっていやですよね。なんかすごい臭いけど、何がどこでその悪臭を放っているのか分からない。

切ってるときよく落とすけど、見つからなくてよく放置してるよ

それは絶対に見つけておいた方がいいと思います。においの他にも虫が発生することもありますから。

げっ!?

他にはシンクやその周り、ゴミ箱の周辺や、冷蔵庫の中も。とにかく食材が接する場所はこの汚れが発生する可能性が高いのです。

3、調理器具の汚れも地味に面倒くさいです。

コンロ周りの吹きこぼれ汚れ、レンジなどの加熱汚れ、フライパンやオーブンの焦げ。加熱したり焼いたりするからには避けては通れない汚れですが、意外と気付かなかったり、後回しにして忘れちゃうことが多く、結果落としづらい汚れになってしまいます。

4、これらの汚れにさらにほこりやチリ

実はこれが一番問題なのですが、ここまでに紹介した厄介な汚れに、さらに追い打ちをかけるようにほこりやチリが混ざると、魔王級の汚れに進化します。またもし、タバコなどを吸っている人がいればそこに含まれるヤニにより、さらに魔神に進化してしまうでしょう。そうなってしまうとちょっと手遅れ感があります。掃除をしようなんて気が起きなくなってしまうのです。できればほこりなどが溜まる前に掃除したいですね。

せめて楽な掃除の方法

飲食店の汚れについて先ほど触れましたが、最近ではひどく汚れている店は少なくなってきたとも言ったと思います。それはなぜかと言えば、きれいな店の方がお客さんが入るからです。

一昔前は「汚い店の方が年季が入ってておいしそう」という風潮がありましたが、実際汚い方が美味しいということはありませんし、何より「汚い店には入りたくない」という風潮の方が今は強いです。なので、店を汚くしているとそもそも商売できないんですね。

また、飲食店の衛生に関して国や自治体などが厳しくなっているからというのもあります。時々衛生調査が飲食店には入るのですが、そこで指摘されることの中には、

・制作物、開封物の日付の徹底

・調理器具やダスターなどの一定時間ごとの消毒

・料理に関係のない私物や筆記具は不衛生なので持ち込まないか、所定の場所を作る。

など、厳しく多岐にわたります。全ては食中毒などを出さず、衛生を保つためなので、厳しくて当たり前。そのため、飲食店ではキッチンをきれいに保つことが求められるのです。

さて、話を戻しますが、楽な掃除の仕方、ですよね。

飲食店などがきれいで清潔さを保っているのは、常に掃除をしているからです。汚れたから掃除をするというのではなく、定期的に、ほぼ毎日必ず掃除をすることを徹底する。だから使い方の激しい飲食店でも清潔さをキープできます。

家で、激しく使ってもいないのに毎日掃除をするというのはさすがににしんどいですが、定期的な掃除は見習うべきでしょう。

そもそも自炊を続けることが前提ですから、少しずつでも汚れます。目立ってきたらそれは頑固汚れになってしまった証。目立つようになる前に定期的に掃除をするのが一番の掃除方法です。そして汚れの種類でも話したように、ほこりと混ざることが一番厄介です。ならば、ほこりが溜まらない程度の期間を目安にして、定期的に掃除をするのが一番ということになります。

なるほど。でもずっと定期的に掃除できるとは限らないよ。できなかったときはどうするの?

ですよね。定期的に掃除をしたくてもできないときもあります。そもそも定期的に掃除ができない生活の人もいるでしょう。ですからここからは、厄介な汚れになってもキレイにできる掃除の仕方をご紹介します。

油汚れにはアルカリ性

アルカリ性って…

簡単に言えば、アルカリ性の洗剤が効くってことです。

スーパーでも売ってることはありますし、大きい生活雑貨が売っているところでも入手できるでしょう。でも、汚れの違いに対していちいち違う洗剤買ってたら、洗剤が大好きな人に見られちゃいますよね。

なのでここでは少し、アルカリ性洗剤に代わる身近なものを紹介したいと思います。

・まずは重曹

これはもう結構有名になっているので知っている人も多いのでは?

重曹の利点は大きく二つ。粒子が細かいことと、アルカリ性であることです。この特性をうまく使えば、油汚れを簡単に落とすことができます。

そのまま付けてこすったり、水に溶かしてスプレーしたり。特に、油汚れのひどいところには、重曹を熱湯に溶かすのがおススメ。重曹は熱湯で溶かすことによりアルカリ性が増し、洗浄効果も高くなるのです。雑巾や、そのままかけてこすれば油もイチコロです。

ただし気を付けたいのは、粒子が細かいですが、水には溶けにくいので、重曹そのものが新たな汚れになってしまう可能性があることと、アルカリ性なので手袋をしないと手が荒れてしまうことです。水拭きできなかったり、しっかり洗い落とすのが面倒だという場所や場合には使わない方がいいかもしれません。

・ビールでも効果的だが…。

ビールで洗うという話もよく聞きます。身近にあるものというくくりにするとそれもいいかもしれません。ビールが効果的なのは「アルコール」が含まれるからですね。アルコールには油を溶かす効果があるので、ビールを使うと洗剤よりもよく落ちるのです。

ただ、ビールには糖分も含まれますので、掃除という観点からするとどうなんでしょう?ビールで拭いた後また普通に掃除しないといけません。

ならば素直にアルコール製剤を使った方が良いです。アルコールならば殺菌消毒もできますので一石二鳥です。おススメですよ!

ただし、注意点は火気厳禁であることです。これは絶対気を付けてくださいね!

・最近はセスキ炭酸ソーダが流行?

重曹に似たアルカリ性で、重曹よりも使い勝手が良いと評判ですね。効果はほぼ重曹と同じですが、白残りがないのがこちら。ただし焦げを含む油汚れには弱いようです。やはり手袋着用で使用してくださいね。

なるほど。簡単に越したことはないから自分はアルコールかなぁ

食材カスによるぬめりやカビ

排水溝や生ごみ入れなどのぬめりや悪臭は、食材カスの腐敗などによる細菌の増殖が原因です。対処法としては、発生してしまったらもうよく洗い落として漂白で殺菌するしかないです。発生させない対処法としては、アルミホイルをまるめて入れておく、十円玉を入れておくなどをすると、完全ではないですがぬめりが防げます。十円玉や銅の殺菌作用が、アルミホイルは金属イオンが、それぞれ効果を発揮するのです。

カビは、よく汚れを洗い落としてからの、漂白剤が一番です。また、重曹とお酢による掃除も効果的です。ただしまな板などの包丁傷に生えたカビはそう落ちるものではないです。カビが生えないように使ったら清潔にする、が一番かもしれませんね。

普段の掃除からってことだね

水垢も、気になる人は掃除しましょう

シンクがピカピカじゃないと気が済まない人は、しっかりと水回りも掃除しないと水垢が溜まって真っ白になっていきます。キッチンの水垢は油汚れとは逆、アルカリ性なので、酸性の掃除が効果的!

ということで、おススメはレモン汁!身近なもので言えばオレンジの皮とか、お酢とかがありますけど、入手性とか、使った後のにおいとか考えると、レモン汁です。掃除したい箇所にペーパーなどを当て、レモン汁をしみこませて着け置き、その後ブラシ(歯ブラシがおススメ!)などでこするとピッカピカになりますよ!

クエン酸掃除もありますが、クエン酸なんてそうそう持っているものではないですし、重曹も白残りがありますから、やっぱりレモン汁でしょう!掃除した後の香りもむしろいいくらいです!

焦げは物理的にアタック!

ひどい焦げ付きや、堆積した油汚れなどには、まず物理的にアタックするのがおススメ。お好み焼きのヘラのようなものや、スケッパーのような、平らで薄くてかたいものでこそぎ落としてから、アルカリ性洗剤や中性洗剤で洗い落としましょう。

フライパンなどの直接加熱できるようなものは、とにかくいつも以上に熱した後、お湯に漬けおきすると焦げが勝手に剥がれ落ちていきます(ただしテフロンで過加熱は不可能なので注意!)。

普通に掃除しようとすると頑固な焦げですが、発想を変えれば簡単に落ちる汚れでもあります。

汚れの特性を知って、その弱点を突くことが掃除するコツだということですね!

そもそも汚れないように料理する

さて、ここまでは汚れてしまった時の対処法を解説していきましたが、そもそも、汚さないのが一番だと思いませんか?

確かに。汚さなければ掃除する必要もない!

ほこりやチリの体積はどうしようもありませんが、キッチン特有の汚れというのはつまるところ、料理をするときに発生する汚れです。だったら、料理をするときになるべく汚れないようにする工夫ができれば、掃除する手間はぐっと少なくなります。ここではいくつかその方法を紹介しましょう。

生ごみはごみ袋にそのままイン!

三角コーナーや、排水溝に直接捨てるのは料理を捨てるのはとても簡単な生ごみを捨てる方法ですが、そうやってごみを捨てると細菌によりカビやぬめりが発生します。だったら、そもそも捨てなければよいではないですか。

生ごみはごみ袋に直接イン!そのままごみとして捨ててしまえば、そもそも三角コーナーなどを掃除することがなくなりますね!

フライパンを使うときの勘違い

よく、フライパンはよく熱してから、という人がいますが、それは半分間違いです。まずテフロンなどのフライパンをから焼きで熱するのはNG。また、鉄製のフライパンでも、場合によっては熱する必要がないことが多いです。

そもそもフライパンを熱するのは、鉄を加熱することによって鉄の分子をのばし、そこに油を入れることによって鉄に油を浸透させる意味(こうすると食材がフライパンにくっつかなくなります)と、純粋に一瞬で食材を焼き付けたい場合の2パターンがあります。後者の場合は熱する必要がありますが、前者の場合、熱くして油を敷いた後、冷めるのを待ってから料理を始めても効果は失われません。つまり、下処理さえしておけば熱する必要はないんですね。もっと言えば、油を浸透させる必要がない場合は下処理する必要すらありません。

フライパンを熱してから食材を入れると油が飛び跳ねるので、できることならそうしたくないものです。ならば、必要のないときは油をはねさせないのが汚さない鉄則ですね。

アイテムを使ってしっかりガード

でも、どうしても油が跳ねるときはあるよ

そうですね。なるべく汚さないようにしても、どうしても汚れてしまうときはあります。天ぷらなどはその最たるものですよね。そういう料理は作らない、なんていう自炊の幅を狭めることもしたくありません。

ではそんなときはどうすればよいのか。

アイテムを使えばよいのです!

いまどきはキッチンの便利グッズも安く買える時代です。いくつかご紹介してみましょう。

・透明クリーンシート

レンジ周りに油除けと言えば、アルミの板を囲いにしたものがよくありますが、周りの壁面に張るシートが今はあります。しかも張りやすく、透明なものは見た目にも見苦しさを感じません。しかも100均などで売っています!ぜひ、レンジ周りの防御力を上げたいです。

・鍋に直接、シリコンガード

天ぷら鍋に直接取り付けられるシリコンガードもあります。収納も楽で、お手軽価格。ぜひ使ってみてください。

他にも、汚れやすいところにアルミホイルをかぶせておくのも効果的です。

なにをするにも安いというだけで、導入するハードルを下げますよね。

手軽に安く汚れ防止!これなら自分にもできそうだ!

それはなによりです。

では、アイテムを使ったお得情報をもう一つ。

収納ボックスや容器を使ってキッチンの凹凸をなくす工夫というのも掃除という観点からも非常に効果的です。これは汚れの防止ではないですが、汚れを掃除しやすいという点で、凸凹しているよりも平面の方が良いからなんです。

へぇ!見た目だけの問題じゃないんだね!

そういうことです。きちんと整理収納ができていると、もちろん見た目にもきれいに見えるので、キッチンをワンランク上げる効果があります。その上さらに掃除も出来て、見た目も美しいキッチンにすれば、ただ自炊をするだけでなく、楽しく料理が出来ること間違いなしです!ぜひ、きれいなキッチンを目指しましょう!

よーし、やる気出てきたぞー!

 

もっと楽したいときは、おススメのレンタル

と思ったけどやっぱり面倒くさいなぁ…

そうですか…。

でも、そんな太郎さんでも、キッチンをきれいにする手段はあります。

キッチン掃除をしてくれるサービスや、キッチンの掃除グッズをレンタルしてくれるサービスはたくさんあります。もし、自分できれいにするのは面倒だと思ったり、すでに汚れすぎていて手に負えないというときは、こういったサービスを使って一度リセットしてみるのもありだと思います。

自分だけの力だけでやろうとせずに、無理のない範囲で自炊をする、それもまた自炊を続ける秘訣ですから!

 

 

コメント