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調味料の量り方・容積ミリリットルと重さグラムどうやって使うのが賢い?

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自炊が楽しくなる話

料理で食材や調味料を量るとき、皆さんはどうやって量っていますか?

量り方にはいろいろな方法があって、単位にも実はいろいろなものがあります。

ここではそれらの紹介と、自炊において最も手軽で量りやすい方法をお教えしますね!

料理で使う量り方

世の中にはものの量り方にはいろいろなものがありますが、こと料理に関して言えばほぼ二つです。それが、容積と重さです。

計量カップやスプーンで量るのが体積。

量りや天秤で量るのが重さですね。

なぜこの量り方の違うものを料理で使うのかと言えば、それぞれの量り方には出来ることと出来ないことがあるからなんですね。

容積を量って良いこと悪いこと

まず容積ですが、これは主に液体を量るときに使います。カップやスプーンで量るので、液体をこぼすことなく量れるわけです。しかし逆に、固形物を量ることはできません。もちろん理科的な考え方をすれば(液体に固形物を入れて、増えた分が容積、とか)、固形物でも容積を量ることはできますが、料理で活用することはできませんから、量れないということになります。

また、容積で量るときの利点は、比重の違う別の液体でも同じ量ではかれるということです。

容積と重さが同じになるのは、基本比重が1の水であり、それ以外の液体固体はものによって比重が違うので、必ずしも重さ=体積にはならないんですね。学校で勉強しましたよね?

だから、同じ重さで量っても、全然量が違うことはよくある話です。ですから容積で量るのですね。そうすれば同量で量れますから。

しかし実は問題が一つ。容積を正確に量ることは非常に難しいです。水平な場所で量ったり、しっかりとすりきりで量らないといけませんし、何より、そこまで細かい目盛りの付いた計量カップはそうそうあるものではありません。

重さで量って良いこと悪いこと

さて重さは、容積でもお話しした通り、比重の違いにより同じ重さでも容積が変わってしまうので、別々の食材や調味料を同じ量で計量するのが難しい量り方です。

ただし、重さは液体固体にかかわらずなんでも量ることができるので、料理には向いている量り方だと言えます。また、最近のデジタルスケール(電子量り)だと細かい重さも簡単に量れますので、手軽に正確に量りたいのならば重さは最適です。

世の中のレシピを活用するには使い分ける必要がある

このように、それぞれの量り方には向き不向きの食材や場合があるので、たいていの場合、本やネットで紹介されているレシピではその食材に最も最適な単位で記されていることが多いです。

なので、計量スプーン、計量カップ、はかり、すべてをそろえておき、適切な方法でレシピを活用する必要があります。

使う単位は国によって違う

日本に住んでいると、基本的に料理で使う単位は

容積であればℓ(リットル)か㏄(立法センチメートルの意)で、どちらも同じ分量目盛り

重さであればg(グラム)

を使いますよね。他にも小さじとかひとつまみとかありますが、これらも上記の単位をもとに計算されているものです。ちなみに

小さじ   5㏄

大さじ   15㏄

少々    約0,5g

ひとつまみ 約1g

ですね。

しかし世界に目を向けると、料理に使う単位だけでもこの範疇にないことが多いです。使う単位は国ごとに決めているので、そういったことが起こるんです。

特に、世界平均としてリットルやグラムを使っていることが多い中、アメリカでは全然違う単位を使っていることが多いので、アメリカで使われている単位を、日本での換算と合わせてご紹介します。

容積(アメリカ比較)

ts  tea soppn(ティースプーン)   小さじ(5ml)

TB Table Spoon(テーブルスプーン) 大さじ(15ml)

oz(オンス)             約大さじ2杯 (約30ml)

Cup(カップ)            240ml

pt pint(パイント)         480ml

qt quart(クオーター)        960ml

GAL gallon(ガロン)        3785ml

重さ(アメリカ比較)

oz ounce(オンス)        28g

LB pound(パウンド)      454g

ちなみにほかの単位(アメリカ比較)

長さはインチ(inch)で、1inch=2,5㎝

温度は、日本ではセルシウス度(℃)ですが、アメリカではファーレンハイト度(℉)です。数字的には、

0℃=32℉、100℃=212℉、は覚えておくと便利ですね。

自炊するときに一番使いやすい量り方

ここまでいくつかの量り方と単位をご紹介してきましたが、

では、このブログの本題である「自炊」においては、一体どのような量り方が一番いいのでしょうか。

先に答えを言わせてもらえばそれは「重さg(グラム)」です!

自炊をするときに一番重要なのは手間がかからないことです。楽ちんな方がいいですよね。容積と重さ、どちらを量る方が楽ちんなのかと言えば…どっちも同じくらいです。

あれれ、と思いました?

でも、計量するという行為においては、適当にやるというのはあまりおススメしませんので、しっかりと量るとしたら、どちらにもそれなりに手間がかかりますし、でもそもそもそこまで手間はかかりません。容積を量るのも、重さを量るのも、どっちも同じくらいの手間なんです。

じゃあなぜ重さがおススメなのか。

それはまず、量れる対象を選ばない、ということにあります。

先にお話しした通り、容積は固形物は量れません。しかし重さであればなんだって量ることができます。こっちは重さで量ってこっちは容積で量る、というのは余計に手間がかかってしまうので、だったら全て重さで量ってしまえ、ってことです。

さらに、容積では細かい量は量れない、というのもあります。

例えば73ml量ろうとしても、そんな細かい目盛りもないし、正確に量るのは不可能です。でも重さなら、量りが正確であればピッタリ73g量ることができます。大量に調理するならまだしも、少量で料理することが前提である自炊の場合、量る分量は小さいことが多い。ならば、繊細に量れる重さの方が合っているというわけです。

でも比重が違うもの同士では正確に量れないのでは?

という疑問が残ると思いますが、これも自炊ならではの性質で解決することができます

まずは比重の違いを少し見てみましょう。主な調味料を抜粋しますと、

水を1.0とした時、

酒   1.0

酢   1.0

醤油  1.15

みりん 1.15

油   0.9

牛乳  1.05

となります。これは、例えば醤油100mlを重さで量ると115gになるということです。

比重が違えば確かに量が変わってきてしまうのですが、しかし自炊の特性がその問題を限りなく軽減します。

それは「少量使い」ということです。

100mlで15g増えてしまう醤油も、10mlでは1.5gしか増えません。これははっきりいって誤差範囲内と言ってもよいレベルです。体積で量るとこれ以上の誤差が出る可能性を考えれば、問題ない誤差でしょう。

全てを重さで計量するというのはいっけん無茶苦茶な強硬手段ですが、大量調理ではない少量調理がベースの自炊だからこそできる冴えたやり方なのですね!

 

ということで自炊では「重さg(グラム)」で計量することをおススメします。実際に当ブログで公開している一週間レシピも重さのみで計量しています。

ぜひ、その手軽さを実感してみてください。

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