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初心者におすすめの包丁が「牛刀」一択なワケ!

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自炊が楽しくなる話

料理をするうえで欠かせないものはたくさんありますが、中でも「包丁」は花形と言えるほど重要であり、料理の象徴でもあります。

しかし同時に、包丁は「刃物」でもあります。一歩間違えれば凶器にもなりかねませんし、そうでなくても不用意に扱えばけがをしてしまいかねない危険な道具でもあるわけです。

子供の頃は近寄らせてももらえなかったり、良くて子供用のペーパーナイフのような包丁を使った思い出もあるのではないでしょうか。

そんな、素人には危険な刃物である「包丁」ですが、だからと言って、料理に慣れていないからまだ包丁は使わな~い、なんてことは言っていられませんよね。

料理の経験がなくとも、これから料理をしようというのであれば、まず包丁は必要になり、扱わなければならなくなるのです。

では一体初心者はどんな包丁を使えばよいのか?

まさか子供の頃に使ったペーパーナイフというわけにはいきません。

ちゃんと適した包丁を選んでみましょう!

初心者におすすめの包丁はどれ?

仮に包丁のカタログがあったとしましょう。

そのカタログを開いてみれば、そこには数限りないほどの種類の包丁が存在することを思い知らされるはずです。

そもそも調理器具とは総じて、食材に適したカスタマイズがなされた専門性の高い道具が生み出されるのが昔からの当り前です。

それはこちらで紹介している「鍋」についても同じことが言えます。

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包丁に関しても同じことが言えて、無数の包丁が存在します。

ですが包丁が鍋と違うところは、

ひとつあたりの単価が高い

といえるでしょう。

もちろん他にも違うところはありますが、とにかくこれに集約すると思います。

家族のキッチンを見てみてください。友達でも、自分のものでもよいです。

そこには包丁が何本あるでしょう?

セットなどで買ったものならば6本くらいあるかもしれません。ですが通常ならば1本、良くても2~3本ほどではないでしょうか?

対して鍋は、フライパンを筆頭に、最低でも3つくらいは持っていると思います。もちろんもっとあるキッチンもあると思います。

なぜこのような差が生まれるのかと言えば、純粋に包丁は値段が高いからです。

鍋であれば大抵の一般的な鍋ならばほしいと思ったら買うことができますが、包丁だと、買うことに一歩躊躇してしまうくらいに値段が張ることはよくあることです。

あれもこれも欲しいし、たまに使うかもしれないからあっちも買おう!

とならないのが包丁なんですね。

なのでたいていの場合、これさえあればそこそこ大体のことはできる、という包丁1本を購入し、それだけで料理をすることになるでしょう。

ではそんな包丁とはいったい何なのか、本当にそんな包丁はあるのか?

ここからは包丁の種類の紹介も交えて、解説していこうと思います。

一般的に使われる包丁の種類

専門的な用途の包丁は除外するとして、あれば便利だな、という包丁はそれでもいくつか存在します。

三徳包丁

むかし家庭で使われていた包丁と言えばこれだったのではないでしょうか。最近でも使っている家庭は多いかもしれません。

「三徳」とは、肉、魚、野菜の三つの用途に適しているという意味で、ようは万能包丁ですよ、と名前で表しているんですね。

ちなみに文化包丁とも言うことがあります。

牛刀

その名の通り牛肉(肉)を切るために作りだされた包丁です。

三徳包丁に比べると刃渡りが長く、切っ先がとがっているのが特徴です。

また三徳包丁は日本で生まれた包丁ですが、牛刀は西洋包丁の一つ。肉を切るための包丁ではありますが、西洋では万能包丁として扱われることが多いのが特徴です。

大きさには様々なものがあり、一般には刃渡り20㎝程度。大きくなると40㎝ほどまであり、このくらいになると実際に牛肉塊の解体にも使うことができます。

ぺティーナイフ

細かい取り回しに最適な小さな包丁ですね。

ぺティーナイフという包丁は実際には「小さな牛刀」という位置づけになります(画像の上の包丁が牛刀で下がぺティーナイフ)。

刃渡りが短く厚さも薄いので、小さな作業に適したナイフです。

同じような形状の包丁に「カービングナイフ」というものがありますが、こちらは肉を切り分けたりするほか、フルーツの飾り切りなど小さく繊細な作業に向いているナイフですが、ちょっとプロ向けですね。

パン切り包丁

 

その名の通りパンを切るための包丁。刃渡りが長く波型の刃が付いているのが特徴。

柔らかいパンを力を入れず切れるため、特にパン食が多い人は持っているとラク。

出刃包丁

もともとは魚を卸すために作られた包丁。

刃が分厚く、重く作られていることが特徴です。これにより硬い魚の骨や頭を切り落とせるように作られているわけです。

よく魚屋やすし屋で使われているのを見かけますよね。

専門性の高い包丁で素人が使う包丁ではない、と思われがちですが、魚でなくても、カボチャなどの堅い食材はありますから、頑丈で重みがある出刃包丁は、持っているとても便利なのです。

ちなみに刃渡りは短めの15㎝程度が使いやすいですよ。

まず手に入れるべき包丁とは

この中から、まず最初に手に入れるべき包丁とは何でしょうか。

複数の包丁を入手するのが難しいという前提ですから、一つでいろいろなことができる包丁でなければなりません。

となると選択肢は三徳包丁か、牛刀かということになりますが…

ズバリ、おすすめは「牛刀」です!

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先に紹介したように西洋では万能包丁として重宝されている牛刀ですから、その汎用性は語る必要はありません。

しかしなぜ三徳よりも牛刀なのかと言えば、理由は3つあります。

牛刀がおすすめの理由1・切っ先が鋭い

三徳の切っ先は丸くなっていて、細かい作業には向いていません。その点、牛刀は切っ先がとがっているため細かい作業にも向いています。

牛刀がおすすめの理由2・種類が多い

刃渡りの長さや重さ、厚みなど、牛刀は買うときの種類が豊富にあります。自分に合ったひと振りを選ぶことが可能です。

ちなみに一人や二人分の料理を家で作るのであれば、刃渡りは20~24センチ、あまり重くない方が扱いやすいと思います。

牛刀がおすすめの理由3・食事の欧米化

三徳包丁は日本に昔からある菜切包丁を肉や魚にも対応できるように使いやすくした形となっています。だからどうしても切る食材は野菜が一番切りやすくなっているといえます。

食事の欧米化が進み、肉を扱うことも多くなった現在の料理体系の中では、万能という意味では牛刀の方に分があるということになるのですね。

良い包丁は料理を楽しくする!

料理をするうえで一番使いやすい包丁を手に入れるということは、もちろん料理の手間をはかどらせて楽にさせるということですが、

もっと重要なのは、良い包丁を持っていると料理が楽しくなるのだということです。

最初にも言ったように包丁はちょっとばかり高い買い物になることが多いです。だからこそ、買った包丁には自然と愛着がわき、その包丁が使いたくなるものです。

ぜひ、自分に合った包丁を手に入れて、楽しく料理をしてください!

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